
連載
みんなの広場
読者の声でつくる「みんなの広場」。政治や社会、事件など、皆さんの投稿を紹介します。
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飢餓の子どもたち忘れまい=非常勤講師・前田裕司・64
2/26 02:01 390文字(北九州市八幡西区) 本紙の世界子ども救援キャンペーン「小さな声・コロナの陰で」を読んだ。私が難民や飢餓、その中で苦しんでいる子どもたちの問題に関心を持つきっかけとなった事件を思い出した。 それは国際的に大きく報道され、支援が呼びかけられたアフリカのビアフラ内戦だ。中学生だった私は、現地の悲惨な飢
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活発な議論否定、竹下氏も=無職・福田純・62
2/26 02:01 377文字(松江市) 島根県の丸山達也知事が臨時の東京オリンピック聖火リレー県実行委員会で、県内の聖火リレーの中止を検討していることを表明した。これに対し、衆院島根2区選出の自民党元総務会長の竹下亘氏が「知事の発言は不用意だ。注意しようと思っています」と述べたと報じられた。いくら自民党の重鎮といえども、言い
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読書で培った諦めない心=主婦・小竿久子・75
2/26 02:01 412文字(東京都北区) 町会の資源回収日の前に、見逃した記事はないかと、たまった新聞を部屋中に広げました。無駄なようで実に楽しい時間です。 1月13日本紙で書店ゼロの街に開店した本屋を紹介した「価値ある本屋にしたい」(東京都内面)に目が留まりました。私の町も書店が少なくなっています。今は活字離れと言われま
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料理で家族楽しませる父=中学生・野田蓮音・15
2/25 02:00 388文字(東京都町田市) 先日、父が夕飯の一品に、羽根付きのギョーザをつくった。見た目や味も文句なしで、父自身も「これは芸術だ」と自画自賛していた。その様子の一部始終を見ていて思ったことがある。私の父は料理が好きだということだ。しかも、一品一品を楽しんでつくっている。 父がこうなったのは、新型コロナウイル
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百人百様の半世紀経て=団体職員・相川光正・67
2/25 02:00 409文字(長崎県長与町) 卒業式の季節が来るたびに、中学3年生の時の教室の情景が浮かんでくる。担任の先生が生徒たちに卒業後の進路希望を聞いたところ、成績優秀な隣の席の女の子が「就職」に手を上げた。まさかと驚くと同時に、進学を断念した彼女の心情に思いを寄せた。 卒業式を終えた後、「蛍の光」が流れる、長崎県島
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透明性高い議論を期待=会社員・石黒裕之・63
2/25 02:00 388文字(神戸市東灘区) 女性蔑視発言で東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長を辞任した森喜朗氏の後任が橋本聖子氏に決まった。新たな会長が女性であることは一連の問題の中で象徴的であり、好意的な受け止め方も伝えられる。 確かに森発言の問題点の一つは女性差別であり、五輪憲章にも反し、後任の人選でもそ
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株価3万円とかけ離れた現実=牧師・横山順一・62
2/24 02:02 380文字(神戸市東灘区) 東京株式市場で日経平均株価が30年半ぶりに3万円台を回復したことが大きく報じられた。だが、国内総生産(GDP)の数値に胸を躍らせていたかつてとは、もう時代が違う。この報道に強い違和感を抱くのは私だけだろうか。 投資家の方々に今の現実は見えているだろうか。新型コロナウイルス禍の中で
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被災地住民のストレス心配=団体職員・官林祐治・63
2/24 02:02 415文字(川崎市多摩区) 東日本大震災で甚大な被害を受けた福島、宮城、岩手3県で飲酒をめぐる相談が震災前と比べて倍増しているとの11日本紙記事を読んだ。岩手医大の大塚耕太郎教授は「つらい気持ちを紛らわせたり、やることがなかったりで飲酒する人は少なくない」と指摘。福島県立医大の前田正治教授は、アルコール依存
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ウィンウィンの新1円切手=家業手伝い・豊崎香穂理・52
2/24 02:02 383文字(山口県下関市) 新しい図柄の1円切手が4月から発行されると知ったとき、思い浮かんだのが当欄への投稿でした。2020年8月に「可愛い1円切手」を望む投書が掲載され、私はうなずきつつも、近代郵便制度の父、前島密が図柄から外されることはないだろうと思いました。 新デザインのきっかけは新聞投稿だそう。投
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スマホ時代に追い付かず=自営業・松下能久・72
2/23 02:02 375文字(岡山県倉敷市) 昔は、買い物をするといえば現金でした。現金さえあれば、なんでも購入できました。それが今では、キャッシュレスの時代だといわれます。いわゆる電子マネーです。 値段の割引を受けようと思っても、スマートフォンを使って決済する方法でしか受けることができなかったりします。車にガソリンを入れる
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安全にかける農家の思い=中学生・近藤佑樹・13
2/23 02:02 372文字(福岡県久留米市) 東日本大震災から10年がたちます。地震や津波の被害はすさまじいものがありました。ですが今、私たち国民は、東京電力福島第1原発事故を、もう忘れかけているのではないでしょうか。また覚えていても、身近に感じているのかと気になりました。 原発事故によってもたらされた放射能汚染について、
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マスクなしには事情が=公務員・松島春奈・24
2/23 02:02 412文字(長野市) 私は元々、肌が弱いのですが、新型コロナウイルスの影響で毎日長時間マスクをするようになり、ますます肌荒れがひどくなってしまいました。だから時々、街中でマスクをしていない人を見かけると「私だって、こんなに我慢しているのに」と思っていました。 ある時、マスクと肌荒れについて調べていると「マス
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私も笑顔でゴミ拾い=主婦・鶴薗真知子・58
2/22 02:00 369文字(宮崎市) 毎日新聞朝刊1面の「余録」をじっくりと読むのが好きだ。中でも7日の文章は、すーっと心に入ってきて感動した。 東京都文京区の朝日信用金庫根津支店の職員さんが平日の朝、スーツ姿で歩道周辺のゴミを拾っているという話。ゴミ拾いで生まれる笑顔のやり取り。道行く人から自然に「ご苦労様です」と声を掛
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オンライン、なじめば便利=大学院生・柴谷佳弥・24
2/22 02:00 433文字(京都市左京区) 新型コロナウイルスの感染が広がり、日本で初めて感染者が確認されてから1年。コロナ禍で社会が変化し、特にオンラインによる活動への姿勢が大きく変わった。一般にはそれほど浸透していなかったこの「道具」が手になじむように便利なものになっていった。 利点の一つは、海外の方と容易につながるこ
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毎日一つ目標立て実行=無職・金馬功蔵・72
2/22 02:00 386文字(大阪府吹田市) 年齢を重ねると、行動範囲が狭くなる。そのうえ今は新型コロナウイルスのためにステイホーム中心の暮らしである。高齢者はストレスが強まる一方、体力は弱まっていく。そこで私は、一日で完了する目標を短冊に書いて実行している。 例えば、今日は自転車の整備、明日はごみ出しの後にカラスよけネット
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IT弱者を忘れないで=無職・石川和巳・63
2/22 02:00 424文字(埼玉県草加市) 先日、スマートフォンの操作を誤って、正常に使用できなくなってしまった。メーカーのサービスセンターに問い合わせたが、状況確認のための質問にまともに答えられない。そもそも何を聞かれているのか分からないのだ。サービスセンターの担当者は辛抱強く対応してくれたが、結局、直営店に出向いて修復
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焦らず回復見守りたい=パート・小川恵美子・57
2/22 02:00 452文字(東京都葛飾区) 1年前、友人との共同生活を始め、希望に満ちた毎日を過ごしていた社会人の長男だったが、春に新しい部署に異動した直後、新型コロナウイルス禍のため在宅勤務に。緊急事態宣言解除後に出社したものの上司と合わなかったようで、10月にうつ病と診断されて今も休職している。11月に一度帰宅した時は
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伝えられる時に伝えたい=大学生・仙波直樹・22
2/21 02:01 389文字(さいたま市緑区) 先日、母方の祖父が亡くなった。昨年から病を患い、入院する時期もあったが、新型コロナウイルスの流行もあり東京都内にある自宅での療養を続けていた。 感染リスクを抑えるため会いたい気持ちを抑える日々が続いた。電話での会話は次第に頻度を増したが、祖父の言葉は聞き取りづらくなる一方だった
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ぽすくま1円切手楽しみ=主婦・福田咲美・73
2/21 02:01 451文字(名古屋市緑区) 1月29日本紙「可愛くなったよ1円切手」を読んだ。新聞投書がきっかけとなって日本郵便が同社のキャラクター「ぽすくま」の1円切手を4月14日から限定発行するという。封筒宛名面が明るくなりそうでうれしい。 昔から切手が好きだ。あの小さい四角の枠に芸術、夢、歴史、宇宙などが無限に広がっ
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ワクチンで明るい兆し=無職・丸内淑子・70
2/21 02:00 416文字(奈良市) 残りの人生を指を折って数えられるほどの年齢になった。先人たちが戦争で苦労されたような経験もなく、平和で普通の生活を普通に過ごす日常が続くものだと思っていた。 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界中の人々が苦しみと悲しみを経験することになるとは予想だにしなかった。気軽に旅行
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