
1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。
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広島市局長発言に波紋 「原爆投下責任は棚上げ」 /広島
2023/9/25 05:06 -
「長崎の鐘」左が鳴らない、その訳は? 原爆で全壊の浦上天主堂
2023/9/23 07:30 -
原爆「米国の責任議論は棚上げ」 広島市局長が発言、波紋広がる
2023/9/22 20:46 -
原爆資料館 展示更新「若者と対話で」 運営小委が議論 /長崎
2023/9/21 05:22 -
戦禍描いた画家の故郷は芸術の揺りかご 大学生と住民が探す未来
2023/9/17 09:00 -
広島原爆写真1532枚「世界の記憶」に 新聞3社と市が共同申請
2023/9/15 15:00 -
「歴史の全体像展示を」 市民団体 運営小委議論で要請 原爆資料館 /長崎
2023/9/14 05:18 -
5カ月で早逝した「ようすけ君」 母の思い託した絵本再版へ
2023/9/12 09:00
もっと知りたい
連載
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被爆者なき時代へ
原爆投下から78年。全国の被爆者は過去最少の11万3649人となり、平均年齢は85歳超に。過酷な体験を受け継ぐ人たちの今を追いました。
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「はだしのゲン」閉架騒動から10年
松江市教委事務局が2013年、漫画「はだしのゲン」を全市立小中学校に「閉架措置」を求めていたことが発覚。当時の関係者たちに思いを聞きました。
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「ゲンバク」と呼ばれて
長崎で被爆した中村由一さんは小学校で「ゲンバク」と呼ばれ、いじめられた。「本当の平和をつくるためには――」。中村さんの証言です。
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ヒロシマの座標軸
平和報道を専門とする宇城昇記者のコラムです。広島の人や場所、物、紡がれてきた物語に触れ、感じたことをつづります。
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被爆2世は問う・地裁判決を前に
被爆2世の遺伝的影響を巡って争われた訴訟の初の判決が長崎地裁で言い渡されます。判決を前に原告の思いを聞きました。
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被爆なお78年
広島、長崎の被爆者にとって、原爆は現在進行形の惨禍であり続けています。被爆者や、彼らと向き合う人たちの「いま」を追いました。
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「八月十日の長崎」ルポ
毎日新聞デジタルの「「八月十日の長崎」ルポ」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。
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ヒバクシャ
核被害の悲惨さを訴え続ける被爆者の声に耳を傾け、平和と核廃絶を求める思いを伝えます。
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広島原爆アーカイブ
1945年8月6日午前8時15分、人類史上初の核攻撃で破壊し尽くされた広島。その3日後、毎日新聞記者が撮った原子野の光景は、「核廃絶の原点」として後世に残さなければならない記録となった。「広島原爆アーカイブ」は広島原爆を撮った所蔵写真を順次公開していきます。
新着記事
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広島市局長発言に波紋 「原爆投下責任は棚上げ」 /広島
2023/9/25 05:06 809文字広島市の平和記念公園(中区)と米ハワイ州のパールハーバー国立記念公園の姉妹公園協定締結を巡り、広島市市民局の村上慎一郎局長が21日の市議会本会議で「原爆投下にかかわる米国の責任の議論は現時点では棚上げにし、核兵器の使用を二度と繰り返してはならないという市民社会の機運の醸成を図っていく」と答弁したこ
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「長崎の鐘」左が鳴らない、その訳は? 原爆で全壊の浦上天主堂
2023/9/23 07:30 2291文字「カーン、カーン、カーン」。午前5時半、長崎市の浦上天主堂(カトリック浦上教会)から鐘の音が鳴り響いた。これを合図に教会前の急坂を上る信徒の姿が目立ち始める。午前6時からミサが始まるのだ。 1945年8月9日午前11時2分、長崎に原爆が投下され、一瞬で多くの命が奪われた。長崎医科大(現長崎大医学部
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原爆「米国の責任議論は棚上げ」 広島市局長が発言、波紋広がる
2023/9/22 20:46 793文字広島市の平和記念公園(中区)と米ハワイ州のパールハーバー国立記念公園の姉妹公園協定締結を巡り、広島市市民局の村上慎一郎局長が21日の市議会本会議で「原爆投下にかかわる米国の責任の議論は現時点では棚上げにし、核兵器の使用を二度と繰り返してはならないという市民社会の機運の醸成を図っていく」と答弁したこ
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原爆資料館 展示更新「若者と対話で」 運営小委が議論 /長崎
2023/9/21 05:22 286文字原爆資料館の展示更新について意見を述べる運営審議会の第3回小委員会が19日開かれ、「若い世代に自分事(じぶんごと)として捉えてもらうための展示、未来志向の展示」をテーマに議論した。 長崎大核兵器廃絶研究センター准教授の中村桂子委員は「『原爆資料館に自分たちの思いも込められている』と感じられるよう、
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戦禍描いた画家の故郷は芸術の揺りかご 大学生と住民が探す未来
2023/9/17 09:00 2092文字中国山地の山あいのまちはアートの里だった。芸術を学ぶ学生と地域おこしに力を入れる住民が出会ってから3年目。郷土が輩出した国際的な画家のルーツをたどり、文化の豊かな土壌を知った。ともに汗を流す若者と住民が受け取った画家のメッセージとは--。 ◇反戦・反核の表現者 丸木位里 広島市街地から太田川を30
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広島原爆写真1532枚「世界の記憶」に 新聞3社と市が共同申請
2023/9/15 15:00 808文字国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)への登録に向けて、毎日新聞社、中国新聞社、朝日新聞社と広島市は15日、米国の原爆投下による広島の惨状を記録した写真計1532枚を共同申請したと発表した。日本国内での審査を経て、被爆80年となる2025年の登録実現を目指す。 写真は「広
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「歴史の全体像展示を」 市民団体 運営小委議論で要請 原爆資料館 /長崎
2023/9/14 05:18 398文字長崎市の原爆資料館の展示更新を巡る同館運営審議会・小委員会の議論について、県内の21団体でつくる「世界に伝わる原爆展示を求める長崎市民の会」は13日、「日本による戦争の加害の事実や戦争への反省を含め、歴史の全体像をしっかり展示すべきだ」とする申し入れ書を市や小委員会宛てに提出した。 8月24日にあ
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5カ月で早逝した「ようすけ君」 母の思い託した絵本再版へ
2023/9/12 09:00 1259文字生後5カ月で亡くなった男の子にちなんだ絵本が大切に読み継がれてきた。絵本のモデルとなったのは、20年前のイラク戦争を機に、ナガサキを語り始めた女性だった。「今こそ再版すべきとき」と当時、出版に関わった人たちが思い立ち、実現に向けて協力を呼びかけている。 女性は、京都府城陽市の真柳(まやなぎ)タケ子
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原爆が奪った笑顔と日常 被爆前の長崎写した6000枚 RECNA、デジタル化し活用模索 /長崎
2023/9/10 05:13 1128文字長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)は、原爆投下前の長崎の様子を収めた写真のデジタル化に取り組んでいる。戦時の厳しい統制下にあっても、当時の人々の息遣いが感じられる写真の数々。特任研究員で被爆3世の林田光弘さん(31)はこれらを教材に、平和学習の新たな形を模索中だ。「原爆が奪ったものを想像し
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ナガサキ平和リレー
/330 父の記憶 バトンつなぐ /長崎
2023/9/9 05:09 1068文字7月に長崎市の原爆資料館であった第5回「ナガサキ 映画と朗読プロジェクト」(実行委主催)で、諫早商高放送部の生徒3人と顧問の中野聖子教諭(59)が一編の被爆体験記を朗読した。長崎工業経営専門学校(現長崎大経済学部)1年だった17歳の時に被爆した中野さんの父、畑野昭雄さん(95)の「あの雲の下で」。
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長崎平和祈念式典 3日前、緊迫の会議 迫られた判断 台風、60年ぶり屋内 /長崎
2023/9/7 05:16 1231文字◇参列者の安全確保/テント収納 台風6号の接近で60年ぶりに屋内開催に変更された長崎原爆の日(8月9日)の長崎市の平和祈念式典から間もなく1カ月。首相が24年ぶりに不参加となるなど異例の縮小開催を市が決定した背景にどんな議論があったのか。毎日新聞が市への情報公開請求で入手した記録で、式典3日前の緊
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台風接近の長崎平和祈念式典 屋内開催までの緊迫した会議
2023/9/6 12:44 1210文字台風6号の接近で60年ぶりに屋内開催に変更された長崎原爆の日(8月9日)の長崎市の平和祈念式典から間もなく1カ月。首相が24年ぶりに不参加となるなど異例の縮小開催を市が決定した背景にどんな議論があったのか。毎日新聞が市への情報公開請求で入手した記録で、式典3日前の緊迫した会議の様子が明らかになった
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ヒロシマの座標軸
「木々の声 聴ける時間にも限り」 被爆樹木がつむぐ物語
2023/9/4 09:00 1599文字暑い盛りを過ぎた平和記念公園(広島市中区)を歩いていると、木の根元に夏の名残を見つけた。地面に幾つも開いた親指大の穴と、ベンチや幹にしがみついたままのセミの抜け殻。セミ時雨の季節が終わると、また1年が過ぎた感を覚える。 78年前の夏も、今は緑の濃い公園になった地に建ち並んでいた商店や寺社、民家の庭
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運命分けた席替え 14歳で被爆した「あの日のこと」、念願の出版
2023/9/2 11:33 1502文字1945年8月9日、長崎に原子爆弾が投下されてから78年の今夏、92歳になった被爆女性の体験を基にした絵本「あの日のこと」(今人舎)が刊行された。家族や友人を奪われた悲しみ、生き残った後ろめたさ。原爆を直接知る人が高齢になり、年々少なくなる中、声を残し、伝えようとする強い思いが形になった。 ◇兵器
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鹿児島被爆者協事務所、会長の自宅に移転 「相談の場は必要」
2023/9/1 19:05 933文字鹿児島県原爆被爆者協議会が2023年2月、鹿児島市内で移転しつつ約60年継続していた事務所を閉鎖し、同県伊佐市大口原田の西上床(にしうわとこ)キヨ子会長(78)の自宅に移転した。昭和50年代には約1400人いた会員も154人に減り、平均年齢は87歳近くに。会員数の減少と高齢化で事務所閉鎖と共に協議
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ハワイ発 サダコの生涯をミュージカルに 子ども劇団が広島公演
2023/8/31 17:30 1272文字「平和への願いを翼に乗せ、世界中を飛び回り伝えてほしい」。2歳の時に広島で被爆し、白血病を患ってわずか12歳で亡くなった佐々木禎子さんの生涯を題材にしたミュージカルが9月2、3の両日、広島市中区で上演される。舞台に立つのは、米ハワイ州を拠点にミュージカルを上演するグループ「オハナアーツ」の4~17
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あだ名は「ゲンバク」 破られた卒業証書 差別を助長した戦争
2023/8/31 08:00 1967文字「ゲンバク」。2歳の時に長崎で被爆した中村由一(よしかず)さん(80)は4年後に入学した小学校でそう呼ばれ、いじめられた。「本当の平和をつくるためには、差別をなくさなければならない」。被爆の苦しみと差別のつらさを体験した中村さんは、そう確信している。 「中村由一」 1955年春、長崎市内の小学校。
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体験者に冷たい首相 被爆者4団体、官邸で面会 /長崎
2023/8/31 05:11 1013文字事実上のゼロ回答――。長崎の被爆者4団体が30日、首相官邸で岸田文雄首相らと面会した。団体側は被爆体験者に被爆者健康手帳を交付するよう求めたが、閣僚たちは従来の政府見解を繰り返すだけで、当事者が切望する救済の道筋は示さなかった。【高橋広之、川島一起、樋口岳大】 ◇救済示されず「差別なぜ」 「法の下
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怖さも希望も、漫才で お笑いコンビ「アップダウン」長与で公演 長崎原爆 題材に /長崎
2023/8/31 05:11 561文字社会問題をネタにするお笑いコンビ「アップダウン」が、長崎原爆を題材にした漫才を長与町で演じた。家族連れら約500人が、戦時下の民衆の暮らしぶりや肉親を失った被爆者の苦しみに思いをはせた。 1996年に北海道出身の阿部浩貴さん(46)と竹森巧さん(45)が結成したコンビ。原爆をテーマにした漫才は、長
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被爆体験者への健康手帳交付 長崎4団体、首相に面会・要望
2023/8/30 19:12 716文字長崎の被爆者4団体の代表が30日、首相官邸で岸田文雄首相らと面会し、被爆者と認められていない「被爆体験者」に被爆者健康手帳を交付するよう要望した。団体側は、国が手帳交付を始めた広島原爆の「黒い雨」体験者と同様に、国が指定する援護区域外で原爆に遭った被爆体験者を速やかに救済するよう要請。政府側は、加
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