囲碁
-
囲碁
第10期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負 上野愛咲美女流立葵杯-藤沢里菜女流本因坊 第3局の6
2023/9/25 02:01 553文字◇泣く泣く狙いを断念 藤沢は冷静な打ち回しと終盤力に定評がある。半目差決着となった対局では13連勝中で、「半目の女王」というニックネームがある。 白42で43のコスミで収束を目指せば得意の碁形になっていた。大盤解説会で鶴山八段は「白42の二間トビは白48の切りと連動させて、下辺の黒の大石を狙ったも
-
囲碁・将棋スペシャル
囲碁 自戦解説 伊藤五段 目指すは中庸戦優勝、根拠のない自信続行中
2023/9/24 02:01 1362文字<第79期本因坊戦予選B 伊藤優詩五段VS張瑞傑六段> 第79期本因坊戦予選Bの中から伊藤優詩五段(32)―張瑞傑六段(24)の一戦を伊藤の自戦解説で紹介する。 伊藤と張は同じ故・高林拓二七段門下。伊藤が15歳か16歳の時に張が内弟子に入った。伊藤は「いまだに会った時は、(張六段が)あんなに小さか
-
囲碁
第10期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負 上野愛咲美女流立葵杯-藤沢里菜女流本因坊 第3局の5
2023/9/24 02:00 725文字◇17歳で竜星戦準優勝 藤沢、上野の両者は、女流棋戦だけではなく一般棋戦でも活躍している。藤沢が7大棋戦で初めて本戦入りしたのは2017年の碁聖戦。そして藤沢は19年、天元戦1回戦で高橋真澄三段(当時)に勝利し、新たな歴史の一ページを開いた。普段は終局後に入室するのは関係者数人だけ。この日は「本戦
-
囲碁
第10期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負 上野愛咲美女流立葵杯-藤沢里菜女流本因坊 第3局の4
2023/9/23 02:01 493文字◇「強烈な努力」 藤沢の祖父は故・藤沢秀行名誉棋聖。絶筆となった「強烈な努力」の文言は、碁界のみならず、一般的にも知られている。孫の里菜は11歳6カ月で入段して現在25歳。棋士生活は人生の半分以上になった。藤沢一就八段は里菜の父であり、上野の師匠でもある。「この対決、どちらを応援しますか?」は、聞
-
杭州アジア大会
杭州アジア大会 きょう開幕 打倒中韓、トップ棋士ずらり
2023/9/23 02:00 941文字杭州アジア大会は、23日夜の開会式で16日間の大会が開幕する。通例は4年に1度だが、新型コロナウイルス禍で1年延期となって5年ぶりの開催。水鳥寿思副団長は「一致団結してパリ・オリンピックにつなげたい」と話した。 大会は22日、近代五種の男子個人準決勝が行われ、佐藤大宗(自衛隊)はA組の1位、篠木薫
-
-
囲碁
女性初の囲碁新人王 上野「リベンジできた」
2023/9/23 02:00 392文字囲碁の第48期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負第2局が22日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、上野愛咲美(あさみ)女流立葵杯(21)が姚智騰(ようちとう)六段(25)に238手で白番中押し勝ちし、2連勝で新人王を初獲得した。女性棋士が男女混合棋戦の新人王を獲得するのは初めて。 この日の対
-
上野愛咲美女流立葵杯が囲碁新人王 「女性初は意外だがうれしい」
2023/9/22 19:44 393文字囲碁の第48期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負第2局が22日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、上野愛咲美(あさみ)女流立葵杯(21)が姚智騰(よう・ちとう)六段(25)に238手で白番中押し勝ちし、2連勝で新人王を初獲得した。女性棋士が男女混合棋戦の新人王を獲得するのは初めて。 この日の
-
囲碁
第10期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負 上野愛咲美女流立葵杯-藤沢里菜女流本因坊 第3局の3
2023/9/22 02:01 484文字◇打ちたい手を打つ 黒59のノビキリは3分で決断した。上野は未知の局面でもAI(人工知能)の評価値をある程度予想できるが「数値が多少悪くても、打ちたい手を打ち、攻める態勢にしたい」というのがモットー。 鶴山八段は「黒59の厚みで打てるという発想は柔軟ですね。ただ、白60が地として大きく、黒69の時
-
囲碁
囲碁 「勝敗、紙一重だった」 一力本因坊が就位式
2023/9/21 02:01 542文字第78期本因坊決定戦七番勝負(毎日新聞社・日本棋院・関西棋院主催、大和証券グループ協賛)を制し、本因坊位を初獲得した一力遼本因坊(26)の就位式が20日、東京都文京区のホテル椿山荘東京であった。 今期七番勝負は前期に続き、12連覇を目指す本因坊文裕(もんゆう)(34)=井山裕太王座=と、序列1位の
-
囲碁
囲碁名人戦七番勝負 第3局
2023/9/21 02:01 54文字◇囲碁名人戦七番勝負第3局(19、20日) 〇芝野虎丸名人(168手・白番中押し)●井山裕太王座=芝野3勝
-
-
囲碁
第10期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負 上野愛咲美女流立葵杯-藤沢里菜女流本因坊 第3局の2
2023/9/21 02:01 460文字◇毎年のように会津入り 藤沢の母方の祖父は福島県出身。開催地とは縁がある。第1回に初タイトルを獲得した時は15歳9カ月。通算6期獲得しているが、ほかの年も本戦を対局しており、唯一の皆勤賞。関係者は、15~24歳に成長していく藤沢を、見守ってきた。 黒37のコスミツケに対し、ここで10分考えて、白3
-
一力遼本因坊が就位式 「精いっぱい力を出し切って頑張りたい」
2023/9/20 20:02動画あり 631文字第78期本因坊決定戦七番勝負(毎日新聞社・日本棋院・関西棋院主催、大和証券グループ協賛)を制し、本因坊位を初獲得した一力遼本因坊(26)の就位式が20日、東京都文京区のホテル椿山荘東京であった。 今期七番勝負は前期に続き、12連覇を目指す本因坊文裕(もんゆう)(34)=井山裕太王座=と、序列1位の
-
囲碁
第10期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負 上野愛咲美女流立葵杯-藤沢里菜女流本因坊 第3局の1
2023/9/20 02:01 632文字◇3局目に立葵の花3輪 会津入りして4日目。第1局前日に鶴ケ城で記念撮影した後は「今昔亭」で過ごしている。立葵(タチアオイ)は会津若松市の市花。旅館の植え込みを見ると、立葵が植えられていた。1局目の朝には白い花が1輪、2局目には2輪目、今朝は3輪目が咲いていた。本棋戦の開催に合わせたかのようだ。朝
-
囲碁
第10期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負 藤沢里菜女流本因坊-上野愛咲美女流立葵杯 第2局の7
2023/9/19 02:01 769文字◇1勝1敗で最終局に 上野は本局を落とすと、女流立葵杯を失うカド番だったが、日ごろと変わらずのびのびと打つ。秒読みに入る前に勝利をつかんで1勝1敗に。決着は最終局に持ち越された。三番勝負は鶴山淳志八段と安田明夏初段の大盤解説会が行われ、その模様はユーチューブの「日本棋院囲碁チャンネル」で生配信され
-
囲碁
第10期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負 藤沢里菜女流本因坊-上野愛咲美女流立葵杯 第2局の6
2023/9/18 02:00 484文字◇上野が冷静に収束 藤沢は見ていなかった◎のオキに動揺したはずだが、すでに秒読みに入っている。60秒未満で気持ちを立て直し、現局面の最善手を探す。この詰め碁は「コウ」が正解。黒63、65が最善である。局後、上野は「判断の難しい碁で、わからないことが多かった。◎のあと、ちゃんと打てば白が打ちやすいか
-
-
囲碁
第10期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負 藤沢里菜女流本因坊-上野愛咲美女流立葵杯 第2局の5
2023/9/17 02:00 535文字◇藤沢が2位、上野が8位 ここで女流タイトルの獲得数の上位を紹介しよう。(対局日の時点、女流棋戦のみ)1位は謝依旻七段(33)の27。女流名人9連覇は、女性の最長連覇記録である。2位は藤沢(24)の21、女流立葵杯6期、女流本因坊6期、女流名人5期、扇興杯3期、博多・カマチ杯1期。3位は青木喜久代
-
囲碁
第10期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負 藤沢里菜女流本因坊-上野愛咲美女流立葵杯 第2局の4
2023/9/16 02:00 417文字◇好手のあとに落手 目まぐるしく変化したのが本譜、いくつもの謎があった。 鶴山八段は「本譜のポイントは三つ。白6でイとコウを解消し、黒6の突き抜き、白20ならばおだやかでした。白8という格好のソバコウがあるのでコウを続けたくなる気持ちもわかります」と、解説。鶴山八段も戦いの棋風、上野の心情はよくわ
-
囲碁
第10期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負 藤沢里菜女流本因坊-上野愛咲美女流立葵杯 第2局の3
2023/9/15 02:00 503文字◇2人は好敵手 入段してから2人の初対局は2016年。それから8年で34局打ち、藤沢の20勝14敗。昨年の女流立葵杯は上野が2勝1敗で奪取、女流本因坊戦は藤沢が3連勝で防衛、今年の女流名人戦は連勝で上野が奪取。取ったり取られたりの好勝負を繰り広げている。 白70のハネは上野らしい力強さ。ここで藤沢
-
棋界新時代
憧れの場所 囲碁 謝依旻七段
2023/9/14 13:03 863文字みなさんには憧れの場所はありますか? もしくは既に憧れの場所を訪れ、忘れられない思い出となっている方もいらっしゃるかもしれませんね。 私にとっての憧れの場所は日本棋院東京本院にある「幽玄の間」です。対局者として幽玄の間で対局することが夢であり、目標でした。「ヒカルの碁」という漫画で幽玄の間での対局
-
囲碁
UP TO DATE 「いかに集中させるか」に主眼 プロ棋士育成「名伯楽」藤沢一就八段
2023/9/14 02:01 2105文字中国・杭州で今月下旬に始まる「第19回アジア競技大会」。マインドスポーツとして採用された囲碁で、日本代表8人のうち、上野愛咲美(あさみ)女流立葵杯(21)、妹の梨紗二段(17)、関航太郎天元(21)の3人を輩出した囲碁教室がある。東京・歌舞伎町の一角にある「新宿こども囲碁教室」。主宰するのは藤沢一
-