
毎日新聞読者から寄せられたご意見、ご感想を紹介します。毎週月曜日に掲載します。
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正解のない哲学
2023/5/29 02:01 454文字認知症になったら「安楽死」を選ぶのか(13日朝刊・喫水線「安楽死は正解のない哲学」)。“答えの出ない問題”に対する反響です。 「世の中が動いてくれないかと考えている」という読者は「安楽死」に前向き。「問題提起して議論を巻き起こしたいと思います」と、報道による啓発に期待を寄せます。 「認知症や寝たき
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入管法改正案
2023/5/22 02:00 454文字参院で入管法改正案の審議が始まりました。人権的な問題が指摘されている政府案に対し、一部野党が難民認定の第三者機関設置などを盛り込んだ対案を提出。読者の関心が高まっているようです。 野党4会派が提出した対案に注目する読者は多く、「国民が知るべき内容です」「国連人権理事会の特別報告者らが問題ありとした
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「理解増進法」に賛否
2023/5/8 02:00 452文字超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」の稲田朋美会長代理が主要7カ国首脳会議(G7サミット)までに「理解増進法を成立させたい」と発言(4月21日朝刊)。性的少数者問題に対する意見が多数届いています。 神奈川県の読者は「法律や条例は当事者が受ける人権侵害を防ぐもの。法制化に反対する政治家や
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「脱原発」と「原発推進」
2023/5/1 02:00 464文字ドイツは「脱原発」を完了しました(4月15日朝刊)。一方、日本は脱原発から原発推進にかじを切りました。この判断が「納得できない」という男性は訴えます。 「ドイツの脱原発は福島の事故を教訓にしたもの。ところが、日本は原発の『寿命』を延ばし、再稼働を進めるという」。気がかりは南海トラフの巨大地震。発生
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少子化対策の評価
2023/4/24 02:03 453文字児童手当の所得制限撤廃など政府が打ち出した「異次元の少子化対策」への意見が届いています。 東京都の男性は効果に懐疑的。「将来への希望がないと結婚は考えないし、子どもがほしいと思えない。カネをやると言われて分かりましたとは言わないでしょう」 8年前の統一地方選でも自民党が訴えていた「女性活躍社会」。
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窓口負担増に動揺も
2023/4/10 02:03 456文字食品の値上げなどを記した「4月から暮らしこう変わる」(3月30日朝刊)で読者の関心事は「診療報酬の特例措置(従来の健康保険証使用時の診療報酬値上げ)」。 マイナンバーカード保険証の導入・普及のため4月から12月までの特例で、医療費の窓口負担3割の人が従来の保険証を使うと、初診、再診時の窓口負担に6
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ウクライナ兵の証言
2023/4/3 02:00 459文字ロシアによる侵攻から1年が過ぎたウクライナ。心身に傷を負ったウクライナ軍兵士の証言を伝えた「兵士が見た戦場」(3月19~21日朝刊掲載)への反響の一部です。 「心が揺さぶられた」という大阪府の女性は自身に障害があり、戦場で両脚や片腕を失った兵士の苦悩が身につまされました。その上で「ウクライナ支援を
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袴田事件の再審決定
2023/3/27 02:00 459文字再審開始が決まった「袴田事件」(21日朝刊)。「死刑囚」だった袴田巌さんは「無罪」の見通しに。 東京高裁による「即時抗告棄却」を14日朝刊で読んだ男性は、「無罪が確定するまで袴田さんと袴田さんのお姉さんを追って新聞で伝えてほしい」と注文しました。 再審決定を「喜ばしい」と話す東京都の男性は事件報道
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放送法の行政文書
2023/3/20 02:00 461文字放送法の解釈変更に関する行政文書問題。意見が多数届きました。 三重県の女性は「自分たちに都合のよい解釈に変える政治は許せない。国民無視だ」と憤ります。 千葉県の男性は「作成者に確認しなければ文書を信用できない組織は言語道断。(捏造(ねつぞう)なら)大臣以下、全職員を首にすべきだ」と総務相だった高市
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侵攻開始から1年
2023/3/6 02:00 453文字ウクライナに対するロシアの侵攻開始から1年が過ぎました。 戦争の実像を多角的に報じる企画「出口なき戦争」には「面白くためになっています」(東京都男性)などの反響が届いています。 第二次世界大戦を思い出したという高齢の男性は「戦争を必死に止める努力や話し合いをしなくちゃね」。社説「拡大する人道被害」
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マスクのルール緩和
2023/2/27 02:02 459文字新型コロナウイルス対策のマスク着用ルールの緩和(3月13日実施)。読者の反応はまちまちです。 「花粉やハウスダストなどでアレルギー症状が出る」という読者は、マスクが手放せません。周囲から向けられる視線が気がかりです。基礎疾患があるという別の読者も「マスクを外させようとする雰囲気ができるのではないか
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明るいニュース
2023/2/20 02:01 456文字「心が明るくなり、うきうきしてきました。こういうニュースを取り上げてほしい」と手紙に記した埼玉県の女性。「読む写真・リハビリのつもりが」(1月28日東京本社版夕刊)のTシャツ姿でミットを打つ女性に注目しました。 写真の女性は、つえをつき、足を引きずる状態でキックボクシングを始めて2年。リハビリのつ
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関心高い「皇位継承」
2023/2/6 02:01 458文字年末から1月末にかけて最も反響があったのが「皇位継承問題」。 本社世論調査(12月27日朝刊)では「男子の継承を維持すべきだ」が9%なのに対し、女性天皇容認派は77%と圧倒的多数でした。 この結果を受けて「男女の区別ない直系長子による皇位継承を早く実現してほしい」と訴えたり、「女系天皇反対派の言う
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政治に物申す芸能人
2023/1/30 02:00 458文字「ラサールさん、頼もしい」。広島県の女性が歓声をあげたのは政治的発言を続けるタレント、ラサール石井さんが登場した「池上彰のこれ聞いていいですか?」(15日朝刊)。多くの反響が届きました。 埼玉県の女性からは「私が思っていることを言ってくれた」と感謝の言葉。「世の中はいつの間にか右寄りになり、新聞や
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マスクと子供たち
2023/1/23 02:00 454文字新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されてから1月で丸3年。マスクのある「日常」に戸惑う子供たち13人の作文を児童・生徒の保護者有志が岐阜県教委に提出しました(12日岐阜面)。 作文には「マスクをするとかゆくなる」(小学1年女子)、「じゅぎょう中いきがくるしい」(小学2年男子)という切実な
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「平和国家」はどこへ
2023/1/16 02:02 454文字防衛政策の転換を取り上げた企画・「平和国家」はどこへ(1日から計7回掲載)への反響です。 「台湾有事」を取り上げた第1回(1日朝刊)で「台湾と日本の軍事的関係を知らないことに気づかされた」という読者は考えました。「次の総選挙で争点にすべきは増税ではなく防衛政策転換の是非だ」 中国を「敵」とする日米
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「住所」について
2023/1/9 02:00 454文字紙面への意見や質問を受けた時に住所(都道府県名、地域により市区町村まで)を尋ねると、「なぜ言わなければならないのか」という疑問を抱く読者がいます。 新聞は発行する地域により記事の扱いや見出しが異なることがあります。どの地域で発行された新聞を見ているのかを確認しなければ、的確に対応できません。ご理解
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2022年を振り返る
2022/12/26 02:02 455文字読者が2022年に最も注目したのが安倍晋三元首相の殺害事件とその後の国葬、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政界との関係追及へと続く報道でした。 旧統一教会教祖の説教報道には「ニュースサイトの関連記事まで読破し衝撃を受けた」など多数の反響が届きました。また「(日本の)国会を乗っ取ろうとしていたの
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「現状でも軍事大国」
2022/12/19 02:01 470文字防衛費を国内総生産(GDP)比で倍増することに、読者は「なぜ?」と疑問を抱いたようです。 「現状でも日本は軍事大国。その防衛費をGDP比で倍増するのなら、まず国民に(国防の)現状を伝えるべきだ。米国防総省を見習い情報開示して」。そう指摘した大阪府の男性は「軍事大国の米国、ロシア、中国と日本の防衛費
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介護職への思い
2022/12/5 02:00 457文字高齢者介護や児童福祉に対する要望や意見が届きました。デイサービスを週2回利用している静岡県の女性は介護職への思いを語りました。「介護福祉士やヘルパーさんのやさしく丁寧な対応にシルバー世代は感激したり、孤立や孤独から救われたりしています。でも、そこで働く人の待遇や施設経営には課題があります。取り上げ
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