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第88回選抜高校野球

常総に春の吉報 総合力の高さ評価(その1) 2年連続9回目 /茨城

センバツ出場が決まり、ケーキで祝う常総学院の選手たち=土浦市の同校グラウンドで、徳野仁子撮影
センバツ出場決定の連絡を受け、ガッツポーズする常総学院の玉井尚良校長、徳野仁子撮影

 <第88回センバツ>

     2年連続で春の吉報が届いた。常総学院は29日、第88回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の選考委員会でセンバツ出場校に選ばれた。出場は2年連続9回目。選考の重要な資料となる昨秋の関東大会で、投手を中心とした堅い守りで勝ち進み、準優勝するなど総合力の高さが評価された。出場決定の知らせに、選手たちは「とにかくうれしい」と笑顔をみせ、「チームワークを武器に頂点を目指す」と夢舞台での飛躍を誓った。【加藤栄、玉腰美那子、庭木茂視】

     あいにくの雨のため、グラウンドのベンチや倉庫で待機していた選手たち。互いに談笑しつつも、同じ場所を行ったり来たりしながら落ち着かない様子だった。

     29日午後3時半ごろ、雨天のためベンチで待っていた選手たちに、入江道雄部長から整列の号令がかかる。マウンドの前に整列し、桜井富夫理事長が出場決定を報告。「優勝旗を持って帰ってこられるように頑張ってほしい」と激励した。

     中村迅主将(2年)は「向上心と感謝の気持ちを持って練習に励む。センバツでは一戦必勝の精神で勝ち進みたい」と決意を語った。続く記念写真の撮影で、選手たちは喜びを爆発させた。「優勝するぞ、おう!」「日本一、よし!」とかけ声をかけながら、満面の笑みを浮かべた。

     記者会見した佐々木力監督は「今年は投手陣がそろっている。今後は良い投手から打てる打撃力を鍛えていきたい」と抱負を語った。グラウンドには保護者約50人も集まり、ケーキや赤飯を振る舞った。選手はジュースで乾杯し、喜びを分かち合った。

     この日は雨のため練習を行わなかった。30日にセンバツ決定後の初練習を行う予定。

    出場受理し校長ガッツポーズ!

     校長室の電話が鳴ったのは午後3時12分過ぎ。選考委員会からの連絡に、玉井尚良校長は受話器を握り「ありがとうございます。ありがたくお受けいたします」と笑顔で答えた。玉井校長が「やった」と言いながら右手でガッツポーズすると、室内を埋めていた学校関係者や報道陣から一斉に拍手がわき起こった。玉井校長は起立して「選考委員会から報告を今受けました。ありがとうございます」とあいさつし、一礼した。

    出場決定号外に「優勝待ち望む」

     常総学院のセンバツ出場決定を受けて毎日新聞社は29日、号外を発行し、常総学院の地元の土浦市では、毎日新聞販売店でつくる「県南部毎日会」のメンバーら約10人がJR土浦駅で配布した。

     号外はカラー2ページ。野球部の佐々木力監督、入江道雄部長、選手18人を顔写真入りで紹介し、「センバツまでの軌跡」として昨秋の県大会や関東大会などの試合結果や学校の紹介なども記した。

     東京方面へ仕事で向かう途中に同駅で号外を受け取ったつくば市の会社員、宇美史郎さん(65)は「良かった。そろそろ優勝してもらわないと。優勝を待ち望んでいます」と話した。【福沢光一】

    1983年に創立と同時に野球部

     土浦市中村西根にある私立校。生徒数は1日現在、1694人(男子921人、女子773人)。1983年の創立と同時に野球部創部。2001年春、03年夏に全国制覇した。甲子園は春9回目、春夏通算24回目となる。部員は1年生36人▽2年生28人▽マネジャー6人の計70人。ほかにバドミントン部と水泳部が強く、ともに20回以上のインターハイ出場を誇る。昨春の4年制大学への現役進学率は89.6%だった。


     ◆秋の戦績

    県南地区予選

    ▽代表決定戦 7−2 江戸川学園取手

    県大会

    ▽2回戦  4−1 水戸工

    ▽準々決勝 2−0 石岡一

    ▽準決勝  8−0 日立一

     (七回コールド)

    ▽決勝 2−3 霞ケ浦

    関東大会

    ▽1回戦  3−1 横浜(神奈川)

    ▽準々決勝 2−1 日本航空(山梨)

    ▽準決勝  4−0 桐生第一(群馬)

    ▽決勝   7−8 木更津総合(千葉)

     (延長十三回)

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