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エンジ旋風・常総学院センバツ出場

第1部・夢舞台への道のり/4 2人で得点パターン /茨城

ハイタッチを交わす陶山勇軌選手(左)と宮里豊汰選手=さいたま市で

 <第88回選抜高校野球>

    存在感増す1年生コンビ

     1年生コンビが存在感を増している。陶山勇軌、宮里豊汰の両選手だ。陶山選手が足を絡めて出塁し、宮里選手が大きな当たりで還す−−という得点パターンができつつある。

     関東大会決勝の木更津総合(千葉)戦は、2人が存分に力を発揮した試合だった。同点で迎えた六回、先頭の2番打者、陶山選手が中前打で出塁。続く石川大選手(2年)が右前打で続き、無死一、二塁で4番、宮里選手が打席に入った。

     2球目に投じられた高めの直球を振り抜くと、打球は左翼席へ。2人は本塁でハイタッチを交わした。試合は延長十三回で敗れたが、陶山選手は3安打、宮里選手は4打点と、それぞれチーム一だった。

       □   □

     陶山選手は横浜市出身。中学時代はボーイズリーグのチームに所属した。宮里選手は川崎市出身で、リトルシニアのチームだった。

     同じ神奈川県内だが、別組織のため、普段対戦することはない。しかし、中学3年だった2014年7月、東京ドームで1度だけ顔を合わせた。2人とも各リーグの選抜メンバーとなり、その頂点を決める大会に出場した。

     宮里選手は陶山選手を「覚えていない」が、陶山選手は「ドームの天井に当たらんばかりの打球を飛ばしたすごい打者」と宮里選手の姿を脳裏に焼き付けた。2人は「自分の野球スタイルがあっている」と常総学院に進学。ともに寮生活を送る。

     頭角を現したのは陶山選手だった。1年生の中で誰よりも早く公式戦デビューを果たし、春の県大会では5試合中4試合に出場。打率4割6分6厘といきなりチーム一に躍り出た。

     ベンチ入りできなかった宮里選手は「同級生には負けられない」と全体練習後、毎日500回の素振りに励んだ。昨秋の県大会は「背番号20」でぎりぎりベンチ入り。準々決勝までの2試合に出場し4打数無安打だったが、準決勝の日立一戦で4打数2安打、決勝の霞ケ浦戦は4打数4安打と大当たりした。関東大会でも勢いは続き、チーム一の打率5割3分8厘、2本塁打を放った。

       □   □

     2人とも守備力の向上が課題だ。一塁を守る宮里選手は「苦手意識がある」と認め「真正面で捕球するなど、基本的なフォームをしっかり身につけたい」と気を引き締める。中堅を守る陶山選手は関東大会決勝の延長十三回、左中間の飛球にあと数センチ届かなかった。それ以来、捕球地点への素早いダッシュを心がけている。打撃だけでなく、守備でもチームを引っ張ろうと懸命だ。【加藤栄】=つづく


     ▽決勝

    常総学院

      1000030021000=7

      0010020121001=8

    木更津総合(千葉)

     (延長十三回)

     (常)樫村、倉田、鈴木−木村

     (木)大熊、和田、三石−大沢

    ▽本塁打 宮里(常)

    ▽三塁打 大木(木)

    ▽二塁打 有村、鈴木、陶山、荒(常)峯村、鳥海、小池(木)

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