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エンジ旋風・常総学院センバツ出場

第2部・練習法/1 守備 低い姿勢で失策防ぐ /茨城

守備練習に励む選手たち=土浦市の常総学院野球部グラウンドで

素直さあればだれでも上達

 「なるべく両手で取る。投げるまでの動作が早くなるぞ」−−。夕方の常総学院グラウンドに、マイクを通して佐々木力監督の声が響いた。守備練習に入っていた全員が「両手」と声を出し、黙々とボールを追いかける。「取ったらすぐ投げろ」「目線を低く」−−。選手やコーチの声も途切れることはない。

     ランニングやキャッチボールを終えて、まず取り組むのが約30分間の守備練習だ。正しい姿勢での捕球を心掛け、助言を聞き入れる「素直さ」があれば「守備はだれでも上達する」というのが佐々木監督の持論。チームの底上げを図るため「まずは守備練習」という意識が強い。

     内野の各ポジションには3〜5人ほどの選手が入り、打席の松林康徳コーチからノックを受ける。松林コーチが心掛けているのは「バウンドのしない低い打球」。低い姿勢を意識させることで、股の間をボールが抜ける「トンネル」を防いだり、イレギュラーした打球を体で止めたりする効果があるという。選手は捕球後、すぐに一塁に投げない。併殺を意識し、複数塁に球を回す。

     外野へのノックは、入江道雄部長、山口竜大コーチの2人が行う。打席の左右から、捕球できるギリギリの地点めがけて打つことが多い。

     一通り個別のノックを終えると、走者を置いた、より実践的なメニューに移る。タッチアップ時の中継や、走者を挟んだときの追いかけ方など、細かい部分を確認。佐々木監督は全体を見回って、助言を重ねる。

     昨秋の公式戦全9試合の失策は五つ。1試合平均0・55回で、センバツ出場32校中5位だった。

     それでも関東大会決勝の木更津総合(千葉)戦は3失策だった。佐々木監督は、選手たちが打球を追いかけるときに視線が上がり、低い姿勢で捕球できていないと分析。大会後は時々、内野陣に約3〜5キロのタイヤを引きずらせて守備練習を行い、低い姿勢で打球を追いかける力を強化している。【加藤栄】=つづく

       ■    ■

     センバツ出場を決めた常総学院はどんなチームなのか。第2部では、チームを強くする練習方法に迫り、戦力を分析する。

    1試合平均失策回数

    1 龍谷大平安(京都) 0.11

    2 明徳義塾(高知)  0.28

    3 青森山田(青森)  0.38

    4 鹿児島実業(鹿児島)0.44

    5 常総学院(茨城)  0.55

    6 木更津総合(千葉) 0.57

     ※昨秋の公式戦

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