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エンジ旋風・常総学院センバツ出場

第2部・練習法/2 投手陣 下半身強化を徹底 /茨城

ゴムひもで作ったストライクゾーンの前で話し合う鈴木昭汰投手(左)と木村健太郎捕手(ともに2年)=土浦市の常総学院野球部グラウンドで

 <第88回選抜高校野球>

    ゴムひもで制球に磨き

     9日の放課後、鈴木昭汰投手(2年)は投手陣全員が参加する外野での遠投を終えると、グラウンド脇にあるトレーニング室に入った。取り組んだのは、90キロのバーベルを肩に担いだスクワット。15回3セットを黙々とこなした。

     同じころ、樫村雄大投手(2年)は左翼ファウルゾーン横のサブグラウンドで、塁間と同じ約30メートルを20本ほど走り込んだ。左翼柵の裏にある縦30メートル、横4メートルの「砂場」を使うこともある。砂浜のように足が取られるため、筋力トレーニングにもってこいだ。約5キロのタイヤを引きずりながら、ダッシュを繰り返すという。

     「今は体を鍛える時期。練習メニューは各選手に考えさせている」と佐々木力監督。冬の寒い時期に投げ込むとけがをしやすいので、投球練習はあまり行わない。

     試合中にバテないよう、スタミナをつけることに主眼を置く。下半身を鍛えれば、より安定した投球フォームが可能になり、球速のアップにもつながる。樫村投手は「下半身の筋力を鍛え、体重の乗った球を投げられるようにしたい」と意気込む。

        ■  ■

     投げ込みを行うのは主に夏。3〜4日に1日休養しながら、捕手を座らせて一日150〜200球投げる。一塁ベンチ脇にあるブルペンは、3人並んで投球練習できる。

     そのうちの一つに、制球力を高める秘密がある。本塁ベースの位置に、ゴムひもを使ってストライクゾーンを示したのだ。以前からある手作りの装置だ。

     投手は「外角低め」「内角高め」などとコースを捕手に宣言してから、ゴムひもの隅をめがけて投げる。思い通りに投げられているのか一目瞭然だ。鈴木投手は「昨春のセンバツでは大阪桐蔭に甘く入った球を打たれたが、秋の大会では失投が減った」と効果を語る。倉田希投手(2年)も「四隅へ投げる感覚を確認したいときに最適だ」と話す。

     昨秋の公式戦でのチーム防御率は1・33で、センバツ出場32校中、上から6番目だった。冬に体を鍛えた成果が出るか、注目される。【加藤栄】=つづく


    チーム防御率

    1 東海大甲府(山梨) 0.98

    2 明石商(兵庫)   1.04

    3 八戸学院光星(青森)1.09

    4 小豆島(香川)   1.29

    5 木更津総合(千葉) 1.31

    6 常総学院(茨城)  1.33

     ※昨秋の公式戦

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