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エンジ旋風・常総学院センバツ出場

第2部・練習法/3 打撃 重いバットで長打力 /茨城

試合用より重い金属バットを使って打撃練習に励む選手たち=土浦市の常総学院グラウンドで

 <第88回選抜高校野球>

    「最大の課題」克服に懸命

     霜が降りるほど冷え込んだ朝のグラウンドで、選手5人が横一列に並び、快音を響かせていた。使っているのは、試合用より約200グラム重い1・1キロのバット。筋力とスイングスピードの向上を狙い、関東大会終了後に使い始めた。

     「センバツに向けての最大の課題は打撃」と佐々木力監督は断言する。昨秋の公式戦計9試合で、チーム打率は2割9分4厘とセンバツ出場32校の中で26位だった。長打本数も1試合平均2・33本(23位)と少ない。打撃力の底上げは急務だ。

     午前6時半から1時間半のフリーバッティングでは重いバットを使い、午後4時からの放課後練習では通常のバットを使う。軽く感じる試合用バットで長打力の向上を実感できるという。

     冬は例年、体作りを重視しており、重いバットを使用している。前年との違いは、木製ではなく金属製だということ。木製は球が飛びにくく、芯を捉えないと手を痛めるといったマイナス面があるため、金属製にした。木内幸男元監督時代は使用しており、倉庫に保管されていたという。

     石川大選手(2年)は重いバットを使うことで「球を押し返す力がついてきた。飛距離が伸びている感覚がある」と手応えを感じている。

       ■   ■

     夜に行う自主練習でも、随所に工夫がみられる。吉成智哉選手(2年)は雨天練習場で、トスバッティングに励む。使うのは全体練習では使わなくなった木製だ。木製には「芯に当たったときの音や感触が分かる」という長所もある。金属製と木製をうまく使い分け、打撃に磨きをかける。

     実家から通う野呂健太選手(2年)は帰宅後、バドミントンの羽根を使った打撃練習を約1時間行っている。父が投げた羽根を木製バットで打つ。羽根は微風でも軌道が変化するため、変化球への対応力を高められると考えている。野呂選手は「どんな球でも芯で捉え、長打につなげていきたい」と目標を語る。

     チーム、個人とも工夫した練習を行い、課題を克服しようと必死だ。【加藤栄】=つづく


    チーム打率

     1 大阪桐蔭(大阪) .381

     2 東邦(愛知)   .379

     2 龍谷大平安(京都).379

     :

    25 日南学園(宮崎) .295

    26 常総学院(茨城) .294

    27 釜石(岩手)   .293

     ※昨秋の公式戦

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