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輝け40回目の春

2016センバツ・龍谷大平安の挑戦 戦力分析/上(投) 市岡投手の成長好影響 /京都

 <第88回選抜高校野球>

    チームの絶対的な柱となる市岡奏馬投手=京都市伏見区の龍谷大平安ボールパークで、花澤葵撮影

     今年の龍谷大平安は強力打線と堅守が強みだが、それが生きるのも投手陣の支えがあってこそだ。昨年10月末、滋賀学園と対戦した秋季近畿大会準決勝。それまで安定していたエースの左腕・市岡奏馬投手(2年)が突然崩れ、相手に10四死球を与えてコールド負けした。

     公式戦8試合に登板し、7試合で完投。最速143キロの直球で勝負してきたが、「早いだけでは打ち取れない」と痛感した。

     課題は制球力の不足。悔しさをばねに課題克服に努め、ブルペンでは意識して力を抜いた。冬場は間食にバナナやおにぎりを食べて74キロだった体重を77キロに増やした。前チームのエース・高橋奎二投手(3年)を見習い、投手陣に課せられた外周20周のランニングのノルマも5周増やした。そんな効果が現れ、竹葉章人捕手(2年)も「直球の威力が増した」と市岡投手の冬場の成長を評価する。

     続くのは大野将輝投手(2年)だ。市岡投手とは違い、フォークやスライダー、スプリットの変化球で打たせて取るタイプ。球が高めに入ることが課題だったが、原田英彦監督の指導で、腕を小さく振るフォームに改善。球速は落ちたが、低めに球が集まり、制球力は増した。大野投手は「直球では市岡に勝てないが、違う強みで勝負したい」と意気込む。

     島田一輝投手(2年)は昨秋の府大会ではベンチ入りしたが、近畿大会で外れた。再度のレギュラー入りを目指し、下半身の強化に重点的に取り組み、練習中も意識的に大きい声を出してチームを盛り上げる。

     西田燎投手(1年)も登板の機会を狙う。冬場は走り込みに力を入れ、「投球時の踏み出し方が大きくなり、投球に力強さが出てきた」と自信を見せる。

     「特にセンバツは投手陣の出来がかぎを握る。市岡投手の仕上がりはまだ十分ではないが、本番までにまだ伸びしろがある。市岡投手の成長は3人にも好影響を与えるはずだ」。原田監督の期待も大きい。

        ×  ×

     センバツ開幕が近づき、順調に練習を積む龍谷大平安の選手たち。3回にわたりその戦力を分析する。【花澤葵】

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