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第88回選抜高校野球

木更津総合 選手支えるOB2コーチ /千葉

守備練習でノックをする大島吉雄コーチ
選手たちを見守る平野靖幸コーチ

 <第88回センバツ>

    説得力のある打撃指導 大島吉雄氏(30)/寮で選手らと寝食共に 平野靖幸氏(28)

     20日に開幕する第88回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)に出場する木更津総合。初戦の札幌第一(北海道)戦に向け、チームの士気は高まっている。その選手たちを公私ともに支えてきたのが、ともにOBの大島吉雄(30)、平野靖幸(28)両コーチだ。

     「バッティングはタイミング。どんなにスイングがきれいでもタイミングがずれれば打てない」。こう語る大島コーチの大学の卒業論文テーマは「野球の打撃動作におけるタイミング調整の解析」。説得力のある指導に、選手たちは真剣に耳を傾ける。

     木更津総合が初めて夏の甲子園に出場した2003年の4番打者。五島卓道監督と同じ早稲田大に進んだ。「強豪の早大から野球の指導者を招いて、町の魅力を高めたい」と島根県邑南(おおなん)町の石橋良治町長が野球部に頼み込み、「期待されているところで教えたい」と町役場入りを決めた。7年間、生涯学習課でスポーツ振興を担当しながら、町内にある県立矢上高でコーチ・監督を務め、11年春の山陰大会準優勝の成績を残した。

     昨年4月、五島監督に呼び戻され、11年ぶりに木更津総合へ。「いつかは」と夢見ていた母校での指導に充実した日々を送る。公務員をした経験から「スポーツで街を元気にしたい」といい、選手には「つらいこと、うれしいことをいっぱい経験して成長し、社会に出てほしい」と願う。

     大島コーチが3年生だった時の1年生が平野コーチだ。東海大を卒業して3年間、飲料メーカーで営業を担当して退職。「教員になりたい」と木更津総合の系列の清和大学に通い始め、2013年4月からコーチになった。今年、社会科の高校教員免許を取得し、4月からは母校で教べんを執る。

     独身で、野球部寮で選手たちと寝食を共にする。「野球は団体スポーツ。決められた時間に動けるようになってほしい」と話し、体調管理とともに、入浴や消灯の時間を守っているかにも目を配る。

     「監督が目指す、選手自身が考えて動く『考える野球』を伝えたいし、サポートしたい」。今月、1年生から面倒を見てきた選手たちが初めて卒業し、「3年間で本当に成長した」と感じたという。

     初戦に合わせて、控えの選手と一緒に甲子園入りする。「全国制覇を目指し、悔いのないよう全力でプレーを」と、スタンドからナインを後押しするつもりだ。【信田真由美】

    毎日新聞のアカウント

    4月3日の試合

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