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センバツ甲子園

秀岳館、歓喜の逆転サヨナラ(その2止) 「優勝が見えてきた」 留守部隊、劇的勝利に大歓声 /熊本

懸命に演奏する吹奏楽部の卒業生
逆転サヨナラ勝ちに喜ぶ生徒たち

 「優勝が見えてきた」−−。八代市の秀岳館体育館でも28日、留守部隊がインターネット中継を見ながら必死の応援。部活動などで甲子園に行けない生徒や地域住民ら約70人で、劇的なサヨナラ勝ちに大歓声が響きわたった。

     自慢の打線は四回以降、凡打が続いた。そのたびに静まり返ったが、九回裏2死一、三塁の絶好の好機に、生徒らは祈るように両手を握りしめて画面を見つめた。直後、広部就平選手(2年)の右前適時打に生徒は一斉に立ち上がり「おーし、やったー」などと悲鳴に近い歓声。青や黄のメガホンが揺れる中、太鼓部2年の林田愛由さん(16)は「うれしすぎて死にそう」と涙を浮かべた。

     さらに堀江航平選手(3年)がサヨナラの中越え適時打を放つと、生徒らは輪を作り、跳びはねるなどして喜びを爆発させた。

     女子バレーボール部3年、田中海咲さん(17)はこの日が誕生日で「最高のプレゼント。ここまできたら優勝旗を熊本に持ち帰って」とエールを送った。【柿崎誠】

    勝利信じ掲げる

     ○…アルプススタンドの最上部ではためく秀岳館の旗。柔道部員3人が旗手を務める。3年、迫田天雄さん(17)は2回戦に続いて担当。冷たい風雨にも弱音を吐くことなく、しっかりと旗を支えた。思っていた以上に高い位置にあり「最初は怖かった」。が、グラウンドで躍動するナインを鼓舞しようと、全力で旗を掲げた。

    先輩も楽器で応援

     ○…秀岳館吹奏楽部の現役部員は16人。センバツ出場決定後、顧問の片山留美教諭が卒業生らに応援要請すると、初戦と同じ約30人が駆けつけた。15年前の夏の甲子園でトロンボーンを担当した石川幸子さん(32)も「後輩のために一肌脱ごう」と参加。看護師として多忙な毎日だが、勤務の合間を縫って球場入り。この日も部員に交じって懸命に奏でた。「音楽が好きだし、選手の背中を押したい」

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    4月3日の試合

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