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センバツ甲子園

「秀岳館旋風」最後まで(その2止) 「夏にリベンジ」 /熊本

延長十一回裏、秀岳館の逆転を信じて両手を握りしめる生徒たち
八代市内の商店街で急きょ開かれた応援会で選手の好プレーに拍手する人たち

 <第88回選抜高校野球>

    球場、学校、商店街…懸命の応援

     八代市の秀岳館高校や地元商店街でも30日、生徒や市民はテレビ中継にくぎ付けになり、ナインの活躍を見守った。

     秀岳館体育館には準々決勝の4倍近い約250人が集結。先発の堀江航平選手(3年)がストライクを取るたびに「よーし」とメガホンが揺れた。

     市中心部、本町商店街のコミュニティー施設「たまりんば」では市民が大型テレビの前で応援。2点を追う六回、3長短打と敵失で試合を振り出しに戻すと、市立八代一中1年の橋本光一郎さん(13)は「レベルの高い好勝負。延長戦になっても粘り勝って」。

     同商店街の紳士服店「マルクラ」も店先のテレビに買い物客らが集まった。店主の〆一仁さん(60)は「監督を慕って熊本の地を選んでくれた選手に感謝です。逆転だ」とエール。近くの自営業の女性(65)は「野球はげたを脱ぐまで分からん」と気を引き締めた。

     十一回裏に2点を追う展開に。粘りを見せるも、万事休すとなり、秀岳館体育館の生徒らは天を仰いだ。校内で売店を営む野球部OB、池田達夫さん(68)は「選手たちの長打が店まで飛んでくるから天井は穴ぼこだらけ。雨漏りもひどい。夏こそ強打を発揮してリベンジして」と拍手を送った。

     九鬼隆平主将と仲のいいサッカー部3年、池元馨主将は4強を決めた後、九鬼主将にスマートフォンで「優勝できるぞ」と励ましのメッセージを送ったという。池元主将は「あと一歩だったけれど日本一の実力はある。俺たちも全国の舞台を目指しており、負けたくない。まずはお疲れ様と言いたい」とねぎらった。【柿崎誠】

    次は選手で貢献を

     ○…開幕直前にベンチ入りメンバーから外れた秀岳館の天野零弥さん(3年)は、スタンドでメガホンを打ち鳴らした。自身は神奈川県出身だが、祖母は玉名市出身で「縁もあったのかな」。昨年7月、右肩を故障し10日間入院。秋季大会では記録員を務めた。ベンチの盛り上げ役で、鍛治舎監督に「お前にはベンチに入ってもらわないと」と言われ、2月に背番号18番でメンバー入りした。ところが、大会直前になってまたも痛みを感じ、スタンドからの応援となった。「今日もみんな自然にプレーできている。夏は番号をもらって選手として貢献したい」

    OB会長もエール

     ○…「予約客を断って応援に来ました」。そう言って笑うのは、秀岳館野球部OB会長、冨田義信さん(61)。八代市内で焼き肉店を経営するが「それどころじゃない。早朝、飛行機に乗って駆け付けました」。前身の八代第一野球部では主将としてナインを引っ張り、二塁手1番打者としても活躍した。憧れの甲子園グラウンドで躍動する選手を前に「先制されても動揺しない心の強さがある。自分たちで試合の流れを作れてすごい」と笑顔。「頑張れぇ」と懸命にエールを送っていた。

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