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頑張れ!!高岡商

晴れの舞台で喜び表現して 元プロ野球選手、小杉カントリークラブ勤務・野球部OB 土肥健二さん /富山

土肥健二さん

 <第89回選抜高校野球>

    元プロ野球選手、小杉カントリークラブ勤務・野球部OB 土肥健二さん(66)=高岡市

     野球との出合いは新湊市(現射水市)立放生津小時代。担任だった浜谷芳仙先生(現・毎日書道展名誉会員)に教えてもらったのがきっかけでした。

     1968年の春と夏、主将で4番打者、捕手として甲子園に連続出場しました。センバツでは初戦の沖縄戦で14-1で勝ち、県勢としてセンバツ初勝利を挙げました。当時沖縄は本土復帰前で、ちょうど復帰への機運が高まっており、応援が沖縄一色で大きく盛り上がっていたのを覚えています。あとは、初めて見る甲子園に、勝ち負けはともかく、ここで試合ができるのだと、感動したことだけは今も鮮明です。とにかく甲子園に出たい、そのために強くなりたい、上手になりたいという一心で高校の3年間を過ごしました。

     現代とは違い、軍隊のようなスパルタ指導でしたが、甲子園に出るためには、理にかなわないと思うことでも我慢できました。道具も今のように充実していないので、寒い中でも素手で素振りしていました。それでも大切なことを学べた楽しい3年間でした。

     野球が上達するためには、面白くないとだめ。チームワークや相手への思いやりも大切です。試合でも勝ちたい思いだけでは勝てない。自分の役割をクリアにする必要があります。現在は勝利至上主義のように感じられるのですが、高校野球の面白さは、「夢を追いかける」という点にもあるのでは。

     仕事もあり、今はほとんど母校の野球を見られませんが、高岡商が甲子園に出場すれば、地域住民は元気が出て、盛り上がるのは今も昔も同じ。高校を卒業後ロッテで15年間プレーしましたが、野球の面白さは不変です。

     後輩たちには、甲子園でプレーできる喜びを、晴れの舞台で目いっぱい表現してほしい。富山県の高校野球の文化や歴史を出し、高校球児らしい正道を行く試合を期待します。3月には羽ばたく姿を見せてください。【聞き手・青山郁子】

       ◇

     書は高岡商OBの大石仙岳さん(毎日書道展審査会員)

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