メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

スポーツナビでもっと見る
熊本地震

熊本工野球部監督・安田さんが被災体験紹介 人の温かさ、ありがたみ分かった 佐世保・県立鹿町工高で講演 /長崎

鹿町工業高で熊本地震の被災体験を語る熊本工業高の安田監督

センバツ出場 プレーで元気与えたい 安田健吾さん(39)

 防災教育に力を入れている佐世保市の県立鹿町工業高(長池紀英校長)で10日、昨年4月の熊本地震で被災した熊本工業高教諭で野球部監督の安田健吾さん(39)を招いた講演会があった。安田さんは全校生徒を前に地震発生時の様子を振り返り、「震災後、ご近所から水や食糧を分けていただき助けてもらった。人と人のつながりを大事にしてもらいたい」と語りかけた。【浅野孝仁】

     同校は防災教育の一環として、昨年度、東日本大震災で被災した宮城県の語り部を招いて講演会を開催。今年度は同校の教諭と交流があった安田さんに講演を依頼した。

     安田さんは震度7の揺れに2度襲われた熊本県益城町に在住。築4年の木造2階建ての自宅はテレビが倒れ、壁がひび割れるなど一部損壊の被害を受けた。熊本市内にある熊本工業高には最大で1200人もの避難者が押し寄せ、避難所運営などの対応にあたったという。授業と部活動は5月上旬までできず、生徒や職員が学校や自宅近くでボランティア活動に従事した。

     益城町の自宅では2週間にわたって断水が続いたが、近隣住民から湧き水を分けてもらったといい、安田さんは「人の温かさとありがたみを感じた」と時折涙ぐみながら振り返った。野球部は来月開幕するセンバツに出場する。「部員を見ていると、当たり前のことが当たり前でなくなることを経験して大人になったと感じる。センバツでは私たちのプレーで熊本に元気を与えられるように頑張りたい」と話した。

     また、この日は生徒会長の中村大樹さん(17)も、昨年8月に生徒会のメンバーで熊本地震の被災地を視察した様子を映像を交えながら紹介。「長崎でも大きな地震が起きることはあり得る。今日話してもらったことを生かして生活していきたい」と誓った。

    〔長崎版〕

    毎日新聞のアカウント

    4月3日の試合

    話題の記事

    関連サイト