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第89回選抜高校野球

工大福井 スタッフ紹介/4 田中公隆さん(42)=コーチ /福井

福井工大福井の山岸旭選手のバッティングを見るコーチの田中公隆さん=福井市菅谷で、立野将弘撮影

 <センバツ2017>

    日本一目指し熱血指導

     「(バットでボールを)上からたたくんやって昨日やったやろう」。ヒットエンドランの練習中、コーチの一声に選手らの背筋が伸びた。普段は標準語で温厚な話しぶりだが、指導で熱くなるとコテコテの関西弁に。大須賀康浩監督が「俺よりコーチの練習の方が厳しい」と言うほどだ。

     大阪府大東市出身。大阪桐蔭で控え捕手だった2年生の夏に、甲子園で初出場初優勝を果たした。新チーム発足後、主将に抜てきされたが、全国制覇したチームは注目を集め、重圧にさいなまれた。「突然日本一になり、注目度もすごかった。主将として野球がつまらなくなるほど責任を感じた」。翌年の夏は大阪大会準決勝で近大付に敗戦。優勝旗返還のため、甲子園に1人で行った屈辱は今も胸にある。

     福井工大を卒業後、静岡学園のコーチ、監督を経て2003年に大阪桐蔭のコーチとなった。在籍10年間で、甲子園には春5回、夏4回出場。藤浪晋太郎投手(阪神)を擁した12年には史上7校目の春夏連覇を達成した。

     いつしか世間からは「中田翔(日本ハム)、森友哉(西武)を育てたコーチ」として知られるようになった。「どの子も能力におごらず、重圧をはね返す血のにじむような努力をしていた。『育てた』と言われると違和感がある」と謙遜する。

     妻が福井市出身ということもあり、13年春に福井工大福井に来た。「野球部の伝統を積み重ね、勝つべくして勝つチームにしたい。日本一を目指し続ける」

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