メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

センバツ・思いを一つに

仙台育英 選手紹介/16 憧れの兄の分まで 馬目郁也遊撃手 /宮城

馬目郁也遊撃手

 <第89回選抜高校野球>

    馬目郁也遊撃手(2年)=福島・磐崎中(いわき市)168センチ、70キロ

     「今の自分があるのは兄と祖父のおかげ」。幼稚園の頃から、一緒に暮らしていた祖父新田貞雄さん(75)と兄拓也さん(20)の内野ノックのお手伝いをした。テレビで見るどんなプロ野球選手より拓也さんのプレーがかっこよかった。「早く自分もこんなプレーがしたい」と憧れた。

     小学校時代は、学校から帰ると3人で公園や小学校の校庭へ行き、ティーバッティングや内野ノックに励む毎日。中学に進学し、拓也さんも仙台育英に進学してからは貞雄さんと練習を続けた。

     「ここで背番号を取って少しでも兄に近付きたい」と兄を追って同校に入学した。1年の春、1試合だけ背番号「14」でベンチ入りする。だが「実力があると勘違いしてしまった」。その後はベンチから遠ざかり、2年春から始まった新チームを想定しての練習試合では3番手まで下がった。「これではだめだ」。バッティングに一層力を入れ、寮に帰ってからも500回の素振りを自らに課し、血まめができるまでバットを振った。

     そして2年秋。背番号「16」でベンチ入りを果たした。

     拓也さんは2年秋にはベンチに入れず、努力の末、3年春に背番号「4」をもらった。春夏とも甲子園は行けなかった。「自分がすごく目指して出られなかった場所。2番手でもこれだけは頑張ったと言えるものを高校生活で残してほしい」と弟にエールを送る。

     昨秋は出場数が少なく、「本当にチームの力になれているのか」と思うこともあった。それでも「憧れの場所で試合に出ないのは悔しい」とこの冬もバットを振り込んできた。「兄の分まで、死にものぐるいで頑張って甲子園の舞台に立ちたい」【真田祐里】=随時掲載(プロフィルは出身県・出身中学、身長、体重)

    毎日新聞のアカウント

    4月3日の試合

    話題の記事

    関連サイト