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未踏の頂へ

静高センバツ’17 きょう不来方と初戦 「イメージできた」 ナインら最終調整 /静岡

打撃練習で快音を響かせた前田優太選手=大阪市の舞洲ベースボールスタジアムで
野球ノートに目を通す栗林俊輔監督=静岡市葵区の静岡高校で

 <第89回選抜高校野球>

     第89回選抜高校野球大会の第5日(24日)に不来方(こずかた)(岩手)との初戦を迎える静岡高は23日、舞洲ベースボールスタジアム(大阪市)で最終調整を行った。

     ナインはこの日、午前中に仙台育英と福井工大福井の第1試合を阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で観戦。その後、午後1時ごろから約2時間、ノックや連係プレーの確認、バッティング練習などで汗を流した。

     エース池谷蒼大(そうた)投手は「明日は納得のいく投球で完投できればベスト。投げるイメージはできています」。快音を響かせていた前田優太選手は「大阪入りしてからずっと打撃は好調。外角低めの球にも対応できるようになった」と自信をのぞかせた。

     小柳廉主将は「ようやく試合ができる。あとは力を出し切ってやるだけです」と力強く語った。【古川幸奈】

    選手と監督つなぐ野球ノート 胸の内読み取り助言

     静岡高の栗林俊輔監督のモットーは「選手を大切にする指導」。それを象徴するのが、29人の選手と交換する「野球ノート」だ。

     選手は、その日の練習の反省や今月の目標、体調などを自分のノートに記入して栗林監督に毎日提出する。選手の心情を把握するために欠かせないものの一つだ。

     栗林監督は「字を見ただけで選手の精神状態がすぐに分かる」という。29人分全てを見るのは楽ではないが、「一人ひとりに適切な言葉を掛けてあげたい」と、ちょっとした空き時間を見つけては目を通し、コメントを書き込む。

     稲角塁選手(3年)は、野球ノートに励まされた選手の一人だ。昨秋の県大会で打撃不振に陥った時、栗林監督が書いたメッセージ「スタミナがたくさんあるんだから人よりたくさん努力しろ」に救われた。

     稲角選手は「ノートで自分の長所を指摘してくれるので、目標設定がしやすく、熱を持って練習に臨むことができる」と話す。

     試合や練習での様子からだけでは分からない胸の内を、野球ノートの内容から読み取りアドバイスする。選手に寄り添ったきめ細やかな指導が静高の強さの秘密だ。【古川幸奈】

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