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選抜高校野球

合言葉は「三浦を楽にしよう」 福岡大大濠

【滋賀学園-福岡大大濠】力投する福岡大大濠の三浦=阪神甲子園球場で2017年3月28日、宮間俊樹撮影

 第89回センバツ第9日の28日、滋賀学園との再試合に臨んだ福岡大大濠の打撃陣は、前々日に15回196球を投げきったエース・三浦銀二投手(3年)を援護しようと打席に立った。合言葉は「三浦を楽にしよう」。主砲の東怜央(れお)選手(3年)を中心に奮起した大濠が接戦を制し、8強進出を決めた。

 先頭打者への死球をきっかけに1点を先制された直後の一回1死一、二塁の場面。逆転につながる安打をセンター前に放った東選手は「三浦のためにも打ちたかった」と振り返る。五回に勝ち越しの2点本塁打を打った捕手の古賀悠斗選手(3年)も「ずっと球を受けていたので何とか援護したいと思っていた」。一方、この日も一人で投げ抜いた三浦投手は「点を取られても打ってくれて後押しになった」と感謝した。

 実は東選手は昨秋の九州大会から不振に苦しんでいた。年が明けても調子が上がらず、1月下旬には八木啓伸(ひろのぶ)監督から「今のスイングを忘れろ。左で2週間打ってみろ」と言われた。初めはボールに当てるのにも苦労したが「球をしっかり見る」といった基本を思い返すきっかけになった。

 センバツの初戦がノーヒットに終わると、翌々日の練習で八木監督に自らトスを上げてもらい「4番が打ったら勝てる」と励まされた。開き直った主砲は26日の滋賀学園との1戦目で同点適時打を放ち、何度もガッツポーズした。

 そしてこの日は第1打席でいきなり結果を出した。不振脱出の手応えをつかみつつある主砲は「他のチームより1試合多くやっている分、球場の雰囲気にも慣れ調子も上がってきている」と再試合を前向きにとらえる。「次も早く点を取って三浦を楽にしたい」【遠山和宏】

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