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選抜高校野球

コンパクトスイングで長打 報徳学園・篠原

【福岡大大濠-報徳学園】一回裏報徳学園1死二、三塁、篠原が適時二塁打を放つ=阪神甲子園球場で2017年3月29日、平川義之撮影

 ○報徳学園(兵庫)8-3福岡大大濠(福岡)●(準々決勝・29日)

 会心の当たりではなかった。それでもライナー性の打球はぐんぐん伸びて右翼フェンス際まで飛んでいった。三回1死一塁。報徳学園は4番・篠原の適時三塁打でリードを3点に広げた。「ライトフライかなと思ったけれど、びっくりするくらい伸びた」と篠原。主砲のバットが快勝を呼び込んだ。

 相手投手は予想していたエース三浦ではなく、公式戦初登板の徳原。しかし、篠原には関係無かった。自分の仕事に集中していたからだ。一回1死二、三塁の好機では、「ランナーを還すことだけを考えていた」と詰まりながらも右前に運び、先制の適時二塁打。五回にもエンドランをしっかり決め、左翼線二塁打で好機を広げた。

 機動力が持ち味のチームの中で、高校通算20本塁打の長打力は魅力的だ。しかし、篠原はその長打を捨てた。「こういう舞台で(長打を)狙ったら、絶対打てない。長打を打つのが4番の仕事じゃない」。無安打だった2回戦の前橋育英戦のビデオを繰り返し見て、コンパクトなスイングに修正してきた。その結果が、二塁打2本と三塁打という大当たりだった。

 それでも、「次も一つのプレーに集中して、ランナーをしっかり還す。それだけです」と篠原。長打を捨てた主砲が、長打で快進撃を加速させた。【生野貴紀】

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