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高校野球

神戸市立神港高野球部 100年 最後の夏

創部100年と閉部を記念して今年5月にグラウンドに建てられた記念碑を前に意気込む市神港の3年生選手とマネジャー=神戸市西区で、黒川優撮影

甲子園15回 学校統合により「閉部」へ

 創部100年を迎える高校野球の古豪・神戸市立神港高(神戸市兵庫区)野球部が今夏、学校統合により「閉部」する。甲子園に春夏通算15回出場して2度全国制覇し、多くのプロ野球選手も輩出した。「最後の夏」を前に、選手たちは甲子園を目指して練習に打ち込んでいる。全国高校野球選手権兵庫大会は7月8日に開幕する。

 同校は1907(明治40)年、私立神港商業学校として創立され、その後公立化された。野球部は1917(大正6)年創部。市立第一神港商業学校を経て、49年に現校名に。生徒数減少などから昨年4月、市立兵庫商高と統合し、新設の市立神港橘(たちばな)高となった。

 現在、市神港の選手は3年生7人だけ。神港橘は1、2年生部員が37人おり、単独出場も可能だが、「市神港として最後の夏を共に戦おう」と、両校の連合チームで出場することにした。3年の山本悠里主将(17)は「後輩が合同チームでの出場を受け入れてくれたおかげ。100年間野球部に関わってくれた全ての人のために校歌を1回でも多く歌いたい」と意気込む。

1929年の第6回センバツ大会で優勝し、ベンチ前に整列した第一神港商の選手たち

 市神港の甲子園通算戦績は22勝13敗。第一神港商時代の29、30年にセンバツ連覇を果たした。68年春夏の甲子園に出たメンバーにはプロ野球・阪急ブレーブス(当時)で豪速球投手として活躍した山口高志さんもいた。甲子園出場は76年夏が最後で、近年は2012年の県16強が最高。

 山口さんと共に甲子園に出場したOB会長の中村信一さん(67)は「閉部は寂しい。グラウンドの場所は同じだが、そこにいるのは母校の後輩ではないのは複雑な気持ちだ」と話している。

 2010年のセンバツ出場など強豪として知られる私立神港学園高校(神戸市)は別の学校。【黒川優】

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