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高校野球・新世紀

第1部 消すな球音/5(取材後記) 野球の楽しさを教えてくれるティーボール

球の高さを自分好みに合わせられるのもティーボールならでは=山形市で2017年7月1日、田中将隆撮影

 私は少年野球経験者だが、正直な話、ティーボールは1チームの基本が10人ということすら知らなかった。だが、レベルが高いと言われる山形県大会を取材する中で、チームによって守備に特色があったり、打順には野球と違うセオリーがあったりと、ならではの面白さが見えてきた。

     守備時は捕手の位置にいる本塁手(投球が無いためこの呼び名)以外は、基本的に自由に守れる。だいたい野球と同じ守備位置につくが、投手が必要ない分を含め2人を多く配置できる。ここに個性が出て面白い。往年の松井(秀喜)シフトのように右翼方向に極端に寄ってみたり、外野を2人にして内野をガチガチに固めてみたりと大きな変化を見せる。

     また攻撃ではアウトカウントを数えず、1イニングは10人全員が打席に立って終了する。そのため4番打者ではなく、走者を最後に一掃する必要がある10番に強打者が集まる。

     全体として、止まった球を打つために空振りが少なく試合のテンポが速いのも魅力。常に試合が動いているので、間延びしない。何より、選手がみんな笑って試合をしているのが印象的だった。野球は打つ、投げる、走る楽しいスポーツ。その原点を教えてくれるティーボールが、野球復権の鍵を握ると期待している。【田中将隆】

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