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高校野球・新世紀

第1部 消すな球音/6(取材後記) 普及へプロとアマのそれぞれの強みを

プロ・アマ野球団体による合同協議会が発足し、握手をするNPBの熊崎勝彦コミッショナー(右)と全日本野球協会の市野紀生会長。プロとアマが連携した普及活動が期待される。=東京都港区で2016年4月26日、内藤絵美撮影

 北海道はプロとアマチュアの連携で一歩先を歩んでいる。

     2000年に社会人や高校、大学など道内で活動しているアマ野球団体が集まって発足させたNPO法人「北海道野球協議会」に、15年から地域密着を目指す日本ハムが加わった。

     プロ選手は高校生へ指導ができないという制約がある中、昨年から実施しているのが試合前の練習見学だ。高校球児は開門前からスタンドでプロの練習を見学し、そのまま試合も観戦した。昨年は計1000人以上が見学。北海道高野連の小嶋仁章専務理事は「プロでもバント練習やウオーミングアップをしっかり行うなど勉強になったのでは」と話す。

     今夏には、帯広や旭川、釧路での試合前にプロ野球の場内アナウンサーが高校の女子マネジャーにアナウンス講習をする企画も予定している。

     協議会では毎年、医療機関と協力し、小学生の肘の検診も行う。ただ、対象は札幌市とその近隣にとどまっていた。今後は日本ハムが旭川や函館など札幌以外で開催する際、試合観戦とセットで行うことを検討している。観戦付きの方が検診だけ行うよりも、より多く参加者が見込めるわけだ。

     子どもたちがあこがれるプロ野球というブランド力を生かした活動。「普及」という同じ志を持ちつつ、その方法にはプロとアマのそれぞれの強みを出すことが大切だと思う。【安田光高】

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