メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

秋の高校野球

県大会 星稜、航空石川に逆転V 金沢学院も北信越大会へ /石川

優勝し笑顔で応援席に向かう星稜ナイン=金沢市の県立野球場で、日向梓撮影

[PR]

 第137回北信越地区高校野球県大会(県高野連主催、毎日新聞社など後援)は30日、金沢市の県立野球場で決勝と第3代表決定戦があった。昨秋の県大会と同カードとなった決勝は、星稜が七回に7点を返し逆転、10-9で日本航空石川を振り切り5年ぶり17回目の優勝を果たした。第3代表決定戦は、金沢学院が2-1で小松に競り勝ち、北信越大会への最後の切符を得た。北信越大会は14日に福井県で開幕し、県勢の星稜、日本航空石川、金沢学院を含む5県計16校が出場する。来春の第90回記念選抜高校野球大会の出場校を選ぶ重要な資料となる。組み合わせ抽選会は4日。【山口敬人、石川将来、日向梓】


 ▽決勝

日本航空石川

  035000010=9

  20000170×=10

星稜

 星稜は初回に2点を先取。直後に逆転されたが、5点を追う七回に打者12人の猛攻で7得点し勝ち越した。日本航空石川は二回に杉本の本塁打で3点、三回に上田の本塁打を含む5長短打で5点を挙げ、逆転された後も1点を返したが、及ばなかった。

 ■熱球

勝利呼んだ中継ぎの奮闘

 総力戦だった。延べ5人の投手をつぎ込んだ星稜が「中継ぎの頑張り」(林和成監督)で、大逆転勝ちを呼び込んだ。

 そうならざるを得なかった。投打の柱である竹谷理央主将(2年)を故障で欠く中、準決勝まで好投を続けてきた先発の奥川恭伸投手(1年)が序盤でまさかの8失点。そんな苦境にあって、強打の日本航空石川打線を相手に試合を立て直したのが3番手で登板した2年生右腕の河村俊平投手だった。

 「いつでもいける準備はしていた。緊張したが、自分の投球ができた」と、四球を出しながらも3回を無安打無失点でしのぐ。さらに七回に登板した山口来聖投手(2年)が「本調子ではなかった」と言いながら、左腕から繰り出すキレのいい球で1番からのこの回を2三振を奪って3人でピシャリ。

 その直後の攻撃で7長短打を集めて試合をひっくり返すのだから、やはりリズムは大事。山口投手が「うまく攻撃につなげられた」と、自らの投球を自賛するのもうなずける。

 「竹谷抜きで優勝できたことは自信になる」と林監督。北信越大会には大黒柱が打つ方で戻ってこられそうなこともあり、「四つ勝ちたい」と、次なる頂点を見据えた。【山口敬人】

 ▽第3代表決定戦

金沢学院

  000000011=2

  000000010=1

小松

 金沢学院は八回に権谷の適時二塁打で待望の先制点。その裏に同点とされたが、九回に代打牧野の中前打で畑佐が還り勝負を決めた。小松は1点差で迎えた九回裏、安打や四球などで2死満塁の好機を作ったが、あと1本が出なかった。

「任せろ!」気合の奪三振 金沢学院・御影池悠斗投手(2年)

金沢学院の御影池悠斗投手=金沢市の県立野球場で、日向梓撮影

 2-1で迎えた九回裏2死一、二塁の場面で登板。マウンド上で先発・田中健介投手(2年)と「頼んだぞ」「任せろ」と言葉を交わした。緊張していたが「打たれれば終わり。楽しまないと損だ」と自分を奮い立たせた。

 投手経験はなかった。中学までは内野を守っていたが、高校からは捕手にコンバート。今夏の石川大会は捕手としてベンチ入りしていたが、新チーム発足後の7月下旬、強肩を買われて投手に転向した。最速130キロの直球と変化球を織りまぜた、打たせて取る丁寧な投球が持ち味だ。

 公式戦の登板経験は、この日が2試合目だった。野口仁監督からは「田中が打たれたらすぐ行くぞ」と言われていたが、緊迫した場面の登板指示に「マジか」。緊張からか狙ったコースに球が入らない。四球で2死満塁。「絶対抑えたい。勝ちたい」。フルカウントから気持ちで投げた低めの直球は、サイン通りに捕手のミットに収まった。

 試合後、「三振に打ち取るのは最高だった。これからも仲間にアウトを取ってもらうんじゃなく、自分で決めたい。背番号1が欲しい」。約2カ月にして、早くも投手の自覚が芽生えていた。【日向梓】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 猛毒「フッ化水素酸」か、こぼれ異臭 東京・秋葉原の路上、けが人なし

  2. 愛知知事リコール運動 大阪・松井市長、賛同の吉村知事に苦言「県民が判断」

  3. やっぱり新型コロナ危険因子だった喫煙、肥満 「足の赤いあざ」が示す感染の疑い

  4. ボーガンで3人死亡 23歳逮捕「家族に矢放った」 兵庫・殺人未遂容疑

  5. 持続化給付金 なぜ再委託? 差額20億円の用途は? 説明渋る与党

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです