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秋季北信越地区高校野球大会

日本文理・鈴木新監督、大会へ意気込む 相手に隙見せない /新潟

日本文理の鈴木新監督=新潟市西区新通の同校グラウンドで

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熱血指導、コーチ時代と変え丁寧に語りかけ

 第137回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)が14日から福井県であり、県勢では先月の県大会の上位3チームが出場する。注目は、夏の甲子園出場を経て31年ぶりに監督が代わった日本文理。名将・大井道夫前監督(76)の後を継いだ鈴木崇新監督(37)は6回目のセンバツ切符を獲得しようと熱血指導に励んでいる。【井口彩】

 「(大井前監督の後を継ぐことに)不安は特に感じていない。甲子園を目指し、全国で勝ち上がることは変わらないから」。鈴木監督は取材に対して事もなげにそう述べた。

 鈴木監督が野球を始めたのは小学1年の頃。地元のチームで実力をつけ、「あとは打力をつけたい」と強打が売りの日本文理の門をたたいた。2年時には二塁手として同校を初の甲子園に導いた。東京の大学を卒業して新潟県に戻った時、「高校野球の道に進むのもありかな」と、偶然空きのあった日本文理野球部寮の管理者に就任。同時にコーチにも就き、大井監督の右腕役を14年間務めてきた。

 これまでの指導でこだわってきたのは、グラウンドの外でも相手に隙(すき)を見せないこと。あいさつや寮の部屋の片付けなどが乱れていれば厳しく注意する。「『これは文理食えるぞ』と相手に思わせてはいけない。隙はどこにあるか分からないので」

 昨年10月、秋の北信越大会準決勝で敗退し退任を決めた大井監督に後を託された。長い間指導に携わってきたため就任は「自然な流れだった」が、指導の仕方はコーチ時代とは少し変えた。

 これまでは「分かんねえのか」「やれ」という短い言いぶりが多かった。それを「走者がいるからといってやみくもにバントせず、カウントを有利に進められるようまずは一球待つように」など、丁寧に語りかけるように努めている。

 「コーチは選手に嫌われても良いけれど、監督は嫌われたら終わり。『あいつのためにやってやるもんか』なんて言われたら戦えなくなる」

 寮に戻れば選手と花火を楽しむ穏やかな一面も。「選手も『ただ悪いやつじゃない』と分かってくれてるかな」とはにかむ。

 県大会で優勝し最高のスタートを切ったが、「まだ攻撃力が足りない」と引き締める。「上に行くには日常からが勝負」。そう言ってグラウンドに走っていった。


 ■人物略歴

すずき・たかし

 1980年8月、旧村松町(現・五泉市)生まれ。小1から野球を始め、日本文理高、東洋大を卒業後、同校のコーチ兼寮監督に就任。4児の父。好きな食べ物はチャーハン。

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