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選抜高校野球

入場行進曲、「今ありて」に決定

阿久悠さん(左)と谷村新司さん

 3月23日に開幕する第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の入場行進曲が10日、大会歌「今ありて」に決まった。1993年の第65回大会から3代目の大会歌となり、行進曲となるのはこの大会以来25年ぶり。

 90回記念大会に合わせ、今を見つめ直すことで新たな時代の扉が開けるという思いが込められた「今ありて」を採用する。

 「ああ、甲子園」という印象的なフレーズは「津軽海峡・冬景色」「時代おくれ」などのヒット曲で知られ、2007年に亡くなった阿久悠さんが作詞。春らしい前向きなメロディーは「昴」や「いい日旅立ち」など世代を超えて愛される歌を手がける谷村新司さん(69)が、阿久さんの指名で作曲した。

 谷村さんは毎日新聞に「阿久さんがお亡くなりになって時が流れても、春になれば『今ありて』が響いている。年を経るごとに、詞に込められた思いが深く突きささってくるようになりました」とメッセージを寄せた。

 「今ありて」は毎年開会式などで歌い継がれ、08年の第80回大会の開幕前イベントでは、谷村さんが兵庫・神戸山手女子高の生徒らとグラウンドで歌ったこともある。

 今回、編曲を担当する作曲家の酒井格(いたる)さん(47)は「甲子園で聞くたびに『素直でいいメロディー』と思ってきた」と話す。09年から行進曲の編曲を担当し10回目となる酒井さんは「選手たちが足を高く上げて歩けること、演奏しやすいこと、そして全ての楽器が一番得意な音を出せるよう譜面を書きたい」と意気込んでいる。【青木純】

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