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センバツ21世紀枠

候補校紹介/4 大垣西(東海・岐阜) けが予防、継投で分担

肩や肘の触診を受ける大垣西の投手・酒井(右端)

 スポーツ障害の予防に積極的に取り組んでいる。投手陣は日本体育協会公認のスポーツドクター、白木整形外科(岐阜市)の白木明医師(63)を定期的に受診。肩、肘のレントゲン写真は保存され、違和感がある時は良い状態の写真と比較することで、いち早く異常を見つけられる。

     原点は、2015年に就任した小牧憲充監督(51)の岐阜城北での部長時代にある。06年の選抜では左腕・尾藤竜一(元巨人育成)を擁して4強入り。その後も右腕・伊藤準規(中日)などをプロに送り込んだ。その一方で、エースがけがで苦しむ姿を見てきた。監督自身も投手に転向した大学時代、けがに悩まされた。「上を目指したい選手もいるし、無理はさせたくない」と過度な負担を避ける方策を考えた。

     昨秋のチームは、酒井大知、高崎健汰、高橋誓悟(いずれも2年)の3人の継投が基本。公式戦での完投は一度もない。エースの酒井は「最後まで投げたい気持ちはある」としながらも、「試合の流れを変えることもできる」。投手交代もチームの作戦の一つと考えている。

     1980年創立で、21世紀枠の候補校となるのは第84回大会以来2回目。県内で甲子園出場経験がある公立は商業高が多く、「規格外の普通科」が合言葉だ。週に1回、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で体重を報告し、体作りを意識づける。また、3年間使用できる日記帳を各学年に1冊配布し、選手がリレー形式で書き込み、指導者と意見交換。選手から練習内容などが提案されることもある。

     11年ぶり2回目の出場だった昨秋の東海大会初戦は、中京大中京(愛知)に0-5とリードされながら、主将の今津貴晴(2年)の2打席連続本塁打などで逆転勝ち。大会初勝利を飾った。酒井は「相手に食らいつく気持ちで勝利できた。今までにない体験だった」と自信を深めた。大垣市は今年、市制100周年。甲子園初出場で花を添えたい。【藤田健志】=つづく

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