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第90回選抜高校野球

春 星稜 13年ぶり12回目 松井さんの記録挑む /石川

センバツ出場が決定し笑顔を見せる星稜の選手たち=金沢市で、大西岳彦撮影

 <センバツ2018>

     兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3月23日に開幕する第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会が26日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、県内からは、星稜が13年ぶり12回目、日本航空石川が初のセンバツ出場を決めた。県勢2校が選ばれるのは、星稜と金沢が出場した1994年以来24年ぶり。待ちに待った吉報に、選手たちは歓声を上げ、夢の舞台に向け思いを新たにした。組み合わせ抽選は3月16日。

     「入学式より緊張する」。そわそわした表情で発表の時を待った鍋谷正二校長の手元の電話が鳴ったのは、午後3時25分ごろ。3コールで受話器を取った鍋谷校長は「ありがたくお受け致します」と落ち着いて応じた。その後、履き替えた長靴で雪道を踏みしめながら、部員たちの待つ室内練習場へと急いだ。

     練習場では部員たちが緊張した面持ちで整列。鍋谷校長が現れると、帽子を脱いで深々と一礼し、センバツ出場の報を聞いた。鍋谷校長は「今回、皆さんは石川県の代表です。おごらず、はしゃがず、騒がず、りんとした態度で星稜の立派な野球をしてほしい」と呼びかけ、林和成監督、竹谷理央主将(2年)とがっちり握手を交わした。

    センバツ出場決定を伝える毎日新聞の号外を読む星稜の選手たち=金沢市で2018年1月26日午後4時3分、大西岳彦撮影

     報告を聞き終えた部員たちは、ガッツポーズをして喜びを分かち合った。山瀬慎之助選手(1年)は「出られるんじゃないかと思ってはいたが、ほっとした。甲子園の舞台は厳しいと思うので頑張りたい」と表情を引き締めた。大事な時には髪をそって気合を入れ直すという河井陽紀(はるき)選手(2年)は、前日の晩にそった頭をなでながら「甲子園は簡単に行ける場所ではない。支えてくれた人のために頑張る」と満面の笑みを浮かべた。

     星稜は今月15日に最年少での野球殿堂入りが発表された松井秀喜さん(43)の出身校。昨年11月に電話で話した林監督によると、松井さんは母校のセンバツ出場を気にかけていたという。林監督は「松井さんの代はセンバツ8強で終わった。その記録を破れるようにしたい」と話した。【日向梓、石川将来】

     ◆学校紹介

    運動部全国で活躍 星稜

     1962年創立の私立校。建学の精神に「誠実にして社会に役立つ人間の育成」を掲げる。難関国公立・私立大進学を目指すAコース、国公立・私立大進学を目指すBコースと、部活動に取り組みながら進学を目指すPコースなどがあり、昨年4月現在の生徒数は1821人。

     野球部創部は学校創立と同じ62年。部員は2年生27人、1年生23人の計50人。他の部活動も盛んで、サッカー部や陸上部、トランポリン部などは全国大会でも好成績を収めている。

     著名な卒業生に、馳浩・元文科相、元プロ野球選手の松井秀喜さん、サッカーの本田圭佑選手らがいる。

     金沢市小坂町南206(076・252・2237)。

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