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第90回選抜高校野球

36校決定 創部130年、春に咲け 神奈川・慶応

センバツ出場が決まり喜ぶ慶応の選手たち=横浜市港北区の同校で2018年1月26日午後3時26分、竹内紀臣撮影

 第90回センバツの出場36校が26日に決まり、日本列島を春の知らせが駆けめぐった。関東地区では、創部130年の名門・慶応(神奈川)が2009年以来の選出となった。記念大会となる今回は、谷村新司さん作曲の大会歌「今ありて」を入場行進曲にして3月23日に幕を開ける。

     文武両道の伝統校が9年ぶりに甲子園の土を踏む。1888年創部で出場36校中最も長い歴史がある慶応(横浜市港北区)に2009年以来9回目のセンバツ出場の吉報が届き、野球部員たちは「久しぶりの甲子園でとてもうれしい」と喜んだ。創部130年、新制高校となって70年の節目の年に挑む春夏通算26回目の大舞台。「先輩を超えてほしい」と周囲の応援にも力が入る。

     大きな期待を背負うチームは慶応幼稚舎(小学校)教諭の森林貴彦監督(44)が指揮を執る。昨秋の関東大会準々決勝で1点差の接戦を制するなど、エース左腕・生井惇己投手(2年)を軸に粘り強く守り勝つ野球でセンバツ切符をつかんだ。

     夏は1916年に初出場初優勝の快挙を成し遂げた名門だが、春は過去2度の8強が最高。センバツ制覇はOBにとっても悲願だ。

     2015年秋まで約25年、チームを率いた上田誠前監督(60)は久しぶりの出場に「うれしいですね」と目を細める。上田前監督は05年に45年ぶりのセンバツ出場で8強に進み、復活を印象付けた。08~09年には3季連続で甲子園に出場。しかし、その後は「夢舞台」から遠ざかった。「強豪校がひしめく神奈川を勝ち抜くのは大変なこと。今のチームの選手たちは苦しい試合をものにしながら徐々に力をつけてきた。8強の壁を破ってほしい」とエールを送る。

     09年センバツに遊撃手として出場し、今も母校の試合結果を気にかけているという東芝野球部の佐藤旭さん(25)=侍ジャパン社会人日本代表主将=は「考えすぎないこと」と助言を送る。

     前年の明治神宮大会を制した慶応は優勝候補と言われてセンバツに臨んだが、まさかの初戦敗退。佐藤さんは「思っていたよりプレッシャーがあったんだと思う」と振り返る。現チームは初の甲子園。「怖いもの知らずだからできることもある。思い切りプレーしてほしい」

     同窓会事務局によると、甲子園は同級生らと再会する場にもなっている。事務局長は「甲子園で聞く応援歌『若き血』は他の球場で聞くのとは違う」と大会を待ちきれない様子。「慶応を愛する卒業生は多く、甲子園にもたくさん集まると思う。一試合でも多く戦ってほしい」と期待を寄せた。【中村紬葵】

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