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頂点めざして

智弁和歌山/3 強豪に勝利、自信芽生え /和歌山

履正社との秋季近畿大会1回戦、九回表智弁和歌山1死一塁、冨田泰生選手が二塁打で好機を広げる。その後も打線がつながり5得点=大阪市此花区の大阪シティ信用金庫スタジアムで2017年10月24日、木原真希撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

     昨秋の県2次予選準決勝で箕島をコールドで降した智弁和歌山は、決勝で日高中津を8-6で制し、秋の県内公式戦で有終の美を飾った。県2次予選での優勝は2013年を最後に遠ざかっており、文元洸成主将(2年)も「接戦をものにできてよかった」と安堵(あんど)の表情をみせた。

     県2次予選で勝利して出場を決めた秋季近畿大会は6府県16校で争われ、成績はセンバツ出場の重要な参考資料となる。智弁和歌山は前年2016年秋は1回戦で敗退。14、15両年の秋は出場自体を逃し、14年春を最後にセンバツから遠ざかっていた。それだけにチームは「何としても一つでも多く勝ち、今年こそは」と結束していた。

     しかし、その初戦で大きな壁が立ちはだかる。大阪の履正社だ。2014年と17年のセンバツで準優勝の強豪。智弁和歌山は11年センバツで3-10、16年春季近畿大会では2-9で、いずれも完敗し、分が悪い相手だった。重要な一戦に向け、選手たちは「名前負けはしたくない」(冨田泰生選手)と強気で臨んだ。

        □   □

     開幕の10月24日に迎えた試合は序盤から大きく動く。1点を先取されて迎えた三回、西川晋太郎選手(1年)らの4連打で2-1と逆転。攻勢は続き、1死満塁から冨田選手の満塁弾で、この回6-1と一気に突き放した。最初の打席は中途半端なバッティングでライトフライで終わっていた冨田選手。高嶋仁監督(71)の「思い切り振ってこい」との注文通り、狙い球の真ん中直球をバットの芯でとらえて振り抜いた。

     粘る履正社に7-6に詰め寄られた九回。これまでなら浮足立ちかねない場面だったが、この日は違った。4本の長短打を集めて5点を加え、猛追する相手を振り切った。

     「走者が出たら還すという自分の仕事に集中した」と冨田選手。17安打を浴びながらも完投勝利した平田龍輝投手(2年)は「こんなに打たれたのは初めてだったが、自分が投げきるしかない。しっかり腕を振ることを意識した」と語った。

     「履正社には負けてばかりだったから、うれしいね」。試合を振り返る高嶋監督に笑みがこぼれた。

     「チームを引っ張るのは自分たちしかいない」--。両チーム計31安打が飛び出す激闘を制し、選手に強い責任感と確かな自信が芽生えていった。=つづく


     【秋季近畿大会】

     ▽1回戦(昨年10月24日)

    智弁和歌山

      006000105=12

      100112012=8

    履正社


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