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目指せ頂点

’18センバツ明徳義塾 第1部・「春」への軌跡/上 敗戦経て再起誓う /高知

前橋育英に敗れ、グラウンドを後にする明徳義塾の選手たち=阪神甲子園球場で2017年8月16日、藤井達也撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

     2017年8月、夏の甲子園。2回戦の前橋育英(群馬)戦では、明徳義塾が追う試合展開になった。3点差だった九回に1点を返したものの、後続が続かず、1-3で試合終了。馬淵史郎監督(62)の春夏通算勝利数は49でストップした。敗因は「力負け」。140キロ後半の球に慣れていない選手たちは、前橋育英の投手に4安打で抑えられた。

     1、2年生だけのチームになったが、夏の甲子園に出場していた分、県内の他のチームよりもスタートが遅い。夏の甲子園でプレーした選手は谷合悠斗選手(2年)、市川悠太投手(同)、菰渕(こもぶち)太陽選手(同)の3人。試合経験が少ない選手の経験を積むため、練習試合を多く組んだ。

     そして一息つく間もなく、8月中に開幕した県選抜高校野球大会(新人戦)。新人戦の上位4校は、秋季四国地区高校野球大会県予選のシード校になる。準決勝まで快勝した明徳義塾はシード権を獲得し、決勝へ駒を進めた。

     「悔しさはあったが、あそこでチームが強くなったかな」と佐藤洋部長(39)が振り返るのが、決勝の高知戦だった。馬淵監督はポリープの手術のため不在で、佐藤部長が采配を振った。安打数は明徳義塾が1本上回ったものの、送球ミスなどで相手に大量点を奪われ、8-12で敗北。継投で登板した市川投手は「力みすぎて体の開きが早くなって、甘い球を打たれてしまった」と悔しさをにじませた。試合が終わったその日、チームは学校に戻り、ミスを防ぐ状況判断力を養うため、ゲームノックなどを2~3時間繰り返した。

     迫る秋季四国地区高校野球大会。センバツへの切符を手に入れるため、この敗戦を機に、選手たちは「一からやり直そう」と再起を誓った。

         ◇ ◇

     3月23日に開幕する第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)に出場する明徳義塾。新チーム発足後の約半年間を3回にわたって振り返る。【松原由佳】

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