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ミレニアムの球児たち

センバツ90/12止 駒大苫小牧・2年 荻田隼斗捕手 信頼の4番、しぶとく

=渡部直樹撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

     173センチ、72キロというサイズは「4番・捕手」としては大きくはない。ただ、しぶとさと適応力が光る。

     昨秋の北海道大会では、勝負強さで存在感を発揮した。準決勝の札幌日大戦。延長十二回裏1死二、三塁の場面で外角低めの速球を狙い通り中堅へ運び、サヨナラ犠飛としてみせた。これでチームは勢いづき、翌日の決勝も制する。「初球から積極的に振れ、バントもこなせる」と佐々木孝介監督も信頼する。

     野球を始めた小学2年からほとんど二遊間を守ってきた。昨夏、野球センスを見込まれて打撃捕手を任されたのをきっかけに、捕手への転向を言い渡された。「考えてもいなかった」と言うものの、「任されたからには」と一心に練習に取り組んだ。

     当初は長打を警戒するあまり、外角一辺倒の配球しかできなかった。練習試合では単調さゆえに打ち込まれ、先輩捕手に教わるなどして配球を研究。今では投手の特徴や打者の癖によって攻め方を変えられる。

     昨秋の神宮大会では大阪桐蔭を相手に、速球120キロ台のエース・大西海翔に内外角を投げ分けさせ、互角の戦いに持ち込んだ。失策がらみの失点が響いて敗れたものの、「150キロの速球がなくても抑えられる」と自信を深めた。

     OBの田中将大(ヤンキース)と同じ宝塚ボーイズ(兵庫)出身。駒大苫小牧の「ナンバーワンポーズ」に憧れ、先輩の後を追った。捕手から投手となり日本一に輝いた田中のように、北の大地で転身して頂点を目指す。【田中将隆】=おわり

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