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春を呼ぶ

センバツ90 話題校/2 強豪と対戦、自信に 創成館(長崎)

ノックを受ける創成館の選手たち=長崎県諫早市で2018年1月27日、徳野仁子撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

     初出場の無名チームが、強豪校を次々と打ち破った。九州王者として臨んだ昨秋の明治神宮大会。2回戦で聖光学院(福島)、準決勝は大阪桐蔭と甲子園常連校を降した。決勝は明徳義塾(高知)に敗れたが、予想を覆す快進撃。主将の峯は「名前におくせず戦えた。自分たちにもできると自信がついた」と手応えを深めた。

     飛躍を支えたのは分厚い投手層。タイプが異なる左右2投手ずつを擁し、継投で目先を変えていく。「抑えるべき選手を見極め、強みを消せる順に投げさせる」とは社会人野球・九州三菱自動車での監督歴も長い稙田(わさだ)監督。実績豊富な投手コーチも2人いて、主戦の川原は「登板前やピンチでの心構えを教えてもらい、精神面も成長できている」という。

     打線はやや迫力を欠くが臨機応変な打撃で補う。その一つが「ノーステップ打法」。追い込まれた際などの決まり事だが、大阪桐蔭戦では相手の球が速く打ち崩すことが難しいとみるや、カウントにかかわらず実践した。その結果、秋の近畿大会で4試合1失点だった大阪桐蔭投手陣から12安打7得点。「力ではまだ勝てない。得点力を落とさないために、いろいろな工夫をしている」(峯主将)と柔軟さを見せつけた。

     周囲の期待の高まりに「ありがたい半面、怖さもある。選手には勘違いするな、秋がまぐれと言われないように、と伝えている」と稙田監督。センバツは過去2回出場し未勝利。慎重になるのも無理はない。川原も「まずは初戦。一つ勝つことで、秋と同様に乗っていける」と気を引き締める。モットーは「苦戦しても敗戦しない」。野球はうまくいくことばかりではない。苦境に屈しない覚悟を持って、戦いに備える。【角田直哉】=つづく

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