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春を呼ぶ

センバツ90 話題校/4 「三本の矢」戦術 国学院栃木(栃木)

守備練習する国学院栃木の選手たち=小川昌宏撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

     前回出場の2000年センバツは、柄目(つかのめ)監督が1番・中堅で活躍し、4強入りした。開幕試合で意表をつくセーフティーバントを決めた「戦術家」は、昨秋に投手の「三本の矢」を確立した。栃木大会3回戦から関東大会までの6試合はすべて3人の継投。いずれも防御率は1点台だ。

     「三本の矢」は先発が、準備に抜かりのないという右の水沢。臨機応変に対応できる中継ぎの渡辺と、度胸のいい抑えの宮はともに左腕だ。「1人エースになればと思ったら、3人とも伸びた。うれしい誤算」と柄目監督は喜ぶ。いずれも速球は130キロ台前半。「矢」の由来を「柱にはならないが、3人束ねれば折れない、しぶとさがある」と説明する。

     投球順は性格を見極めて変わらない。ただ、投球回は白紙だ。打席に立たせた直後の回に投手を交代させたこともある。捕手の大久保は「投手の状態を毎回、監督と話し合っている」と言う。

     18年前のセンバツには同じ栃木の作新学院も出場した。作新学院は柄目監督の1学年下の小針現監督が先発に名を連ねて8強入りした。2人は筑波大で3年間、一緒にプレー。母校に戻ってからは、国学院栃木が昨年まで3年連続夏の栃木大会決勝で敗退した。一方、作新学院は16年夏の全国制覇を果たした。

     柄目監督は「戦力不足でも勝つ」方法を模索し、投手分業や走塁重視にたどり着いた。昨秋の栃木大会決勝は5-4と雪辱した。「壁は破れたが、相手は主力を途中で代えた」と満足はしていない。

     小針監督からこう声をかけられたという。「先輩、甲子園で『してはいけないこと』を、書類にまとめて送ります」。後輩に感謝し、大舞台に乗り込む。【上鵜瀬浄】=つづく

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