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頂点めざして

智弁和歌山 用具贈りチームを応援 那智勝浦出身の峯さん「よい状態で初戦を」 /和歌山

 <第90回記念選抜高校野球>

     県内出身で愛知県小牧市在住の会社員、峯学さん(48)は第90回記念選抜高校野球大会に出場する智弁和歌山に野球用具の寄贈を続けている。野球を途中で断念したことへの悔いと、智弁和歌山への熱い思いに突き動かされ、遠く離れた地から郷里のチームを応援している。【木原真希】

     那智勝浦町出身で中学まで遊撃手としてプレーした。野球は好きだったが実力に確信を持てず、県立新宮商(現新翔)で野球を続けることはなかった。

     高校を卒業して愛知で会社員になった後も「途中で諦めた心残りや球児への憧れがあった」といい、高校野球は長年応援してきた。

     1979年に箕島が春夏連覇するなど野球王国として名高かった和歌山。その後はしばらく優勝から遠ざかる中、94年に智弁和歌山が打ち勝つ野球で選抜初優勝を果たしたのを見てファンになった。97年と2000年の夏の甲子園優勝。05年から8年連続夏の甲子園出場の力強さに「元気をもらってきた」という。

     チームに対する支援を思い立ったのは、連続出場が途絶えた13年のことだった。「具体的な形で選手の役に立ちたい」と考え、学校と相談して野球用具を贈ることを決めた。

     会社勤めの傍ら、月10日間ほど、近所のバッティングセンターで副業をして費用を工面する。年に数回、片道約4時間を運転して学校を訪ね、ボールやバットのグリップに巻くテープ、グラウンドに張るネット、栄養補給のプロテインなどを届けた。愛知で毎年4月に行っている遠征にも出向き、スポーツドリンクを差し入れている。

     熱心に応援する理由を峯さんは「県内出身選手を中心に少数精鋭で鍛えていく姿にひかれた」と語る。

     センバツ出場が決まった1月26日には、峯さんも同校に姿を見せ、歓喜に湧く選手たちを写真に収めて喜びを分かち合った。本番に向け、チームは順調に仕上がっており、峯さんは「よい状態で初戦を迎えてほしい。そこで波に乗れたら勝ち進める」と期待を寄せている。

    毎日新聞のアカウント

    4月3日の試合

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