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輝け星稜

18センバツ チーム紹介/上 弱さ見つめ直し鍛錬 「ここぞの1本」に磨き /石川

室内練習場で実戦形式の練習に取り組む星稜の部員ら=金沢市で、日向梓撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

     「自分たちは弱い」--。昨秋の北信越地区大会で準優勝し、センバツ出場「当確」と目されながらも、星稜の選手たちはこの冬を通じて自らを厳しく見つめ直してきた。

     新チームで迎えた秋の県大会。投打の要・竹谷理央主将(2年)をけがで欠き、前チームのような大型スラッガーもいない。つなぐ打撃と走塁、投手を中心とした堅実な守備で勝ち上がったものの、北信越大会決勝では1発が出ず、ライバル日本航空石川に0-10で敗れた。竹谷主将は「自分たちの悪いところが全部出た試合だった。全国に行くレベルじゃないことも分かった」と振り返る。

     林和成監督も「例年のチームより打撃力は高くない」と冷静に評価する。昨秋の公式戦でのチーム打率は3割1分6厘。レギュラー陣の打率も2割9分~3割8分で安定しているが本塁打はない。「エンドランやスクイズなどで1死三塁を作り、点を取るための計算が必要」

     エース不在のチームでセンバツ出場の原動力となったのは、小学校からバッテリーを組む奥川恭伸投手と山瀬慎之助捕手(ともに1年)の急成長だ。奥川投手は、昨秋の北信越大会で竹谷主将に代わり背番号1を背負った。最速146キロの直球とキレのある変化球を武器に、「2年の先輩にとっては最初で最後のセンバツ。負けるわけにはいかない」との一心で投げたという。「センバツまでに体重を3キロ増やす。与えられた場所で投げきりたい」。山瀬捕手は「強みの肩を生かして、全国の舞台で負けないようにしたい。秋は打撃で足を引っ張ってしまったので、ここぞの1本が打てるよう練習している」と意気込む。

     一方、竹谷主将は「練習試合で代打に立ち、2イニング投げたが、試合の感覚も調子も戻ってきている」と手応えを語る。チーム内で打率1位を誇る南保良太郎副主将(2年)は「自分が打たないとチームが勝てない。5割打てるようにする」とウエートトレーニングや素振りに余念がない。

     いつもならこの時季は、夏に照準を合わせ体作りに重点を置いたメニューに取り組むが、チームはセンバツ出場が決まった1月末から、走塁やケースバッティングなど実戦形式の練習を増やした。3月には和歌山県で5日間の合宿を行い、実戦の感覚を養う。鯰田啓介副主将(2年)は「いくら室内練習場で守備練習をしても、やっぱり外に出てみないと分からない。それまではイメージしながら練習に取り組む」と話す。

     センバツでの勝利は1995年の2回戦が最後。開幕まで約1カ月となり、部員らは「まずは1勝。春最高成績のベスト8を目指したい」との思いでボールを追っている。

         ◇

     春の大舞台に挑む県勢2チームを、それぞれ2回にわたって紹介する。【日向梓】

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