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てっぺん取るぞ・明秀日立

第90回記念選抜高校野球 元常総学院野球部監督・木内幸男さん(86) /茨城

木内幸男さん

 <センバツ高校野球>

    初戦に全力尽くして ベスト8以上狙える

     第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は3月23日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕し、県勢の明秀日立が春夏合わせて初の甲子園に挑む。開幕約1カ月を前に、今回は「てっぺん取るぞ明秀日立」の特別編として、取手二高と常総学院で全国制覇を3回経験した名将・木内幸男さん(86)にじっくり話を聞かせてもらった。【聞き手・川崎健】

     職業柄つい、どうやって明秀日立に勝とうかとしゃべってしまう。ここに欠点があるとか。でも、これからセンバツに出るんだから、違う話にするよ。

     非常に良いチームですよ。エースの細川(拓哉)投手は体の芯が太く、ボールは重い。昨秋の県大会準決勝、常総学院戦を見ましたが、「この投手はなかなか打ち崩せないだろうな」と思いました。スタミナもあるし、リズムに乗ってくると非常に良いピッチングになる。完投能力もあるし、連投もできそう。

     ベスト8を狙えるかもしれない。まずは1回戦に勝つこと。ところが1回戦はなかなか力が出ないのですよ。だから「夏があるさ」と思ってやらないほうがいいんだよね。とにかく一つ勝って校歌を聞けば「甲子園は良いところだな」と思って夏の肥やしにもなる。一番心配なのは初出場ということ。ただ(金沢成奉)監督さんはベテランで甲子園での勝ち方を知っている。期待が持てますよ。

     監督さんも茨城出身ではないし、選手も県外からの子が多いようだし、今までの茨城の出場チームと違うんですよ。県外から入りたいと言ってきた子の方が大きな試合では力を出す。ただ乗ってきたら茨城の子も力がありますから。

     野球は弱いから勝てないということはない。弱くても何か相手のつけ込むところを見つけたり、子供たちの士気を高めれば勝つチャンスは生まれるし、甲子園に行くことで一回り以上強くなる。春はいいよね、悲壮感がなくて。春(甲子園に)行ってきたら、「それでは夏に甲子園行けないぞ」と説教する。そうすると、子供たちが夏は甲子園に行くものと思ってくる。大きな財産ですよ。

     今年はどのチームが出るよりも、明秀日立が出た方が春は一番面白いよね。テレビにかじりつこうかと思います。

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    4月3日の試合

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