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頂点めざして

智弁和歌山 活躍願い、描く似顔絵 OGがチーム応援 /和歌山

自作の智弁和歌山Tシャツを着て、選手の似顔絵を手にする中井沙賢さん(中央)、長男公款さん(左)、次男規矩士さん。公款さんが持つ絵は平田龍輝投手、規矩士さんの絵は西川晋太郎選手=和歌山市本町1で、木原真希撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

     第90回記念選抜高校野球大会に出場する智弁和歌山の選手たちの似顔絵を描いてチームを応援する女性がいる。同校OGで、湯浅町の会社員、中井沙賢(さより)さん(40)。在学中はセンバツ初優勝に立ち合って高校野球の魅力に触れ、今も活躍を願ってスケッチブックに筆を走らせている。【木原真希】

     中井さんは同校で吹奏楽部のトランペット奏者としてチームを応援した。在学中の1994年センバツでチームは春夏通じて初の全国制覇。「アルプススタンドで涙を流し、みんなで抱き合って喜んだ」と振り返る。

     掛け持ちしていた美術部員として高1の時、93年のエースで「憧れの存在」だった有木鎮嗣(しげつぐ)さんの似顔絵を描き、文化祭に出品した。作品を見た他の野球部員から請われて次々と描くようになり、モデルとなった選手が活躍することも多く「縁起がいい」と評判を呼んだ。

     卒業後、イラストを描くことはなくなっていたが、智弁和歌山で昨年夏まで捕手を務めていた蔵野真隆さん(18)が近所に住んでいるのが縁となり、昨春から再び描き始めるようになった。

     観戦先で撮影した写真や、ファンがSNSに載せた写真などを参考に鉛筆やサインペンで描く。闘志に満ちた目になるように表現するのがポイントだ。応援の意味を込めて自らのツイッターやインスタグラムにアップしており、ファンの間で注目を集めるようになった。作品の一部は記念として選手にも贈る。

     子育てを機にいったん応援からは遠ざかっていたが、最近は、長男公款(ひろすけ)さん(13)=智弁和歌山中1年=と、次男規矩士(きくと)さん(11)=湯浅小5年=を連れて頻繁に観戦にも出かけている。

     中井さんは「地道に頑張ってきた成果を発揮してほしい。初優勝の時の喜びを再び味わいたい」と、頂点に立つナインの姿を描く日を心待ちにしている。

    毎日新聞のアカウント

    4月3日の試合

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