メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

新たなる勢力図

センバツ90/2 中央学院(千葉) 明秀日立(茨城) 知と経験、関東に風

練習を見守る中央学院の相馬監督(中央)=丸山博撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

     2016年の作新学院(栃木)、17年の花咲徳栄(埼玉)と夏の甲子園を連覇中の関東には強豪私学がひしめく。そんななか、新たな学校が甲子園に名乗りを上げた。ともに春夏通じて初出場の中央学院(千葉)と明秀日立(茨城)だ。関東から一般選考で2校が初出場するのは第83回大会の水城(茨城)、前橋育英(群馬)以来7年ぶりとなる。

     群雄割拠の千葉県では、ここ10年で7校が甲子園に出場している。昨秋の関東大会で初優勝した中央学院の相馬監督は、13年から独自のマニュアルを作成し、他校との違いを明確にした。マニュアルは高校野球を取り巻く環境といった保護者向けの内容から技術論まで約100ページ。技術論は、現役時に投手だった相馬監督が、社会人シダックス時代に野村克也監督から受けた教えが中心だ。

     選手のけがの状況を把握するためスマートフォン向けの専用アプリも導入。「直接、言いにくいこともアプリを通じてなら気兼ねなく報告できる」と選手らが話すように、新たなコミュニケーション手段になっている。相馬監督は「これからは、どんな環境で野球ができるかを示すことが大切」と説く。

     関東大会で準優勝した明秀日立。茨城県北部の「県北(けんぽく)」からの甲子園は1989年春の日立工以来となる。12年秋に就任した金沢監督は「今回の出場が県北の第一歩」と力を込める。

     金沢監督はかつて、光星学院(現八戸学院光星、青森)の監督として春夏合わせて8回出場し、坂本勇人(巨人)らを育てた。豊富な指導経験に基づき、チームは着実に力をつけてきた。

     前任校同様、関西からの選手も多いが、チームのエースは、北茨城市出身で細川成也(DeNA)の弟拓哉。4番の芳賀も茨城県に隣接する福島県の中学出身と地元周辺の選手が中心的な役割を担う。それぞれの経験を生かした指揮官がチームを作り上げ、激戦区・関東の地図を塗り替えていく。【倉沢仁志】=つづく

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    関連サイト