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第90回選抜高校野球

組み合わせ抽選 いざ36校の頂点へ 明徳VS中央学院

大会旗を手に健闘を誓う各校の主将ら=望月亮一撮影

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

     組み合わせ抽選会が16日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、対戦カードが決まった。記念大会のため、例年より4校多い過去最多タイの36校が出場し、1回戦は4試合で、残るチームは2回戦からの登場になる。

     昨秋の明治神宮大会優勝の明徳義塾(高知)と関東大会優勝の中央学院(千葉)は初戦屈指の好カード。史上3校目の春2連覇を目指す大阪桐蔭は21世紀枠の伊万里(佐賀)と対戦する。残る21世紀枠は初出場の由利工(秋田)が日大三(東京)、59年ぶり出場の膳所(滋賀)は日本航空石川と、それぞれ昨秋の地区大会優勝校とぶつかる。開幕試合は東筑(福岡)と聖光学院(福島)による2季連続出場校同士の顔合わせになった。

     大会は23日から13日間(休養日1日を含む)、阪神甲子園球場で開催される。出場校の甲子園練習は18日から3日間行われる。【安田光高】

    好ゲームを約束

     ○…明治神宮大会初戦で相まみえた明徳義塾と中央学院の再戦が実現する。秋は明徳義塾に軍配が上がっているだけに、中央学院の相馬監督は「(抽選結果は)まじかという感じだった。負けているのでイメージは良くない」と複雑な心境を吐露。一方、明徳義塾の馬淵監督は、両チームに右の好投手がいることに触れ、「ロースコアの展開が続いて、大味の試合にはならない。好ゲームになるのは間違いない」と、秋の王者の余裕さえ醸し出した。

    文武両道対決に

     ○…慶応と彦根東は歴史が古く進学校という共通点が多い学校同士の対決となった。学校創立は慶応が1858年、彦根東が1876年で出場校中1、2番目の長い歴史を誇る。慶応の主将・下山が「文武両道対決。似たような学校として頑張りたい」と言えば、彦根東の主将・高内も「OBの方も含めていい試合になるのでは」。チームカラーも似ているだけに、ライバル心を一層強くしていた。

    エースの回復順調

     ○…優勝した2011年以来のセンバツとなる東海大相模は東筑-聖光学院の勝者との対戦。門馬監督は「1試合見られるのはいい」と利点を挙げつつも、「勝ち上がってくるチームとの対戦は脅威」と相手の勢いを警戒した。昨秋まで高校通算44本塁打の森下を擁し、優勝候補の一角。右手骨折で昨秋の関東大会は登板しなかったエース右腕の斎藤については「まったくけが(の影響)を感じることはない」と順調さを強調した。

    選手宣誓が決まり、笑顔で質問に答える瀬戸内の新保利於主将=大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで2018年3月16日、望月亮一撮影

    宣誓、当日は堂々と

     ○…選手宣誓の大役に決まった瀬戸内の主将・新保は、第一声で「正直やりたくなかった」と苦笑いした。壇上のインタビューでは声が上ずるなど緊張を隠せなかったが、その後の取材では落ち着いた様子で「決まったからには、しっかりやりたい」。宣誓に入れたい言葉を問われると「第90回記念大会」「正々堂々」「感謝」の三つを挙げ「大きい声で、高校生らしく宣誓したい」と意気込んだ。

    東邦、最多勝利誓う

     ○…センバツで通算51勝の東邦はあと4勝すれば55勝の中京大中京(愛知)に並んでトップに立つ。

     森田監督は「トーナメントなので2週間だけ強ければいい」と記録達成に意欲をにじませた。初戦の相手は花巻東で「菊池雄星(西武)の印象が強く、今回も投手がいい。しっかり守る試合ができれば」。一方、花巻東の佐々木監督は「とんでもないところを引いた。(出場校で)本塁打も一番打っている。震える思い」と伝統校の強打を警戒していた。

    開幕試合「前向き」

     ○…開幕試合を引き当てた東筑は、2季連続で第1日に登場。昨夏は第2試合で敗れており、主将の松山は「チームメートからは第3日以降がいいと言われていたけど、夏の経験があるのでスムーズに試合に入れると思う」と前向きにとらえた。対する聖光学院は春夏計19回目で初の開幕試合。主将の矢吹は「最初に試合をさせてもらうことの意味を考え、がむしゃらにやってスタンドに応援してもらえるプレーをしたい」と話した。

    由利工「積極的に」

     ○…21世紀枠で初出場の由利工は、春夏通じて3回の優勝を誇る日大三との初戦を引き当てた。日大三の相手が空いていたところを引いた主将の畑山は「どこも強豪ばかりだったので割り切って引いた」と淡々と振り返った。

     畑山は「空回りだけはしないように積極的な姿勢で諦めない試合を見せる」と意気込みを語った。


     ◆Aゾーン

    秋の地区王者6校

     秋の地区大会で優勝した6校が入る激戦区になった。昨秋の公式戦で無敗の明徳義塾と関東王者の中央学院は好投手対決。明徳義塾の右横手・市川は全10試合を完投し、防御率1・35と完成度が高い。対する中央学院の大谷は最速145キロ右腕で潜在能力が高い。

     駒大苫小牧は足を絡めた攻撃が持ち味。前回大会経験者が7人いる静岡は投打のバランスがいい。聖光学院は長打力がある打者がそろう。対する東筑は石田が右横手から投げ、打ちづらい。日本航空石川は上田を軸に攻撃的な野球を展開するだけに、膳所は右腕・手塚の出来にかかる。

     ◆Bゾーン

    投打にレベル高く

     創成館は川原、七俵の両左腕、伊藤、戸田の両右腕とタイプも異なる投手陣が充実する。打線もしぶとさがある。下関国際は1試合平均9・2点を誇り、打線には自信を持つ。主軸でエース右腕の鶴田が鍵を握りそうだ。

     「打」の智弁和歌山と「投」の富山商の構図。智弁和歌山は林、文元らの伝統の強力打線が健在。富山商は大黒柱の右腕・沢田が直球とスライダーを織り交ぜ、打たせて取りたい。国学院栃木は水沢、渡辺、宮の3投手による継投が基本。英明は右腕・黒河が昨秋の全8試合を完投した。どちらの打線が先に援護できるか。

     ◆Cゾーン

    注目の左腕対決

     慶応と彦根東は大会屈指の左腕対決。慶応のエース・生井は最速142キロの直球に縦と横の2種類のスライダーを操り、空振りを奪える。彦根東の増居はしなやかなフォームからのスピンの利いた直球が武器。安定感があり、投手戦になりそう。

     東邦は昨秋の公式戦で23本塁打。機動力も兼ね備え、攻撃力は大会屈指だ。花巻東は1年生右腕の西舘と手元で球が動く左腕・田中の力投で、ロースコアに持ち込みたい。大阪桐蔭は投打ともに戦力が充実する。伊万里は右腕・山口修が120キロ台の直球でコースを突き、翻弄(ほんろう)したい。

     ◆Dゾーン

    初出場5校、混戦も

     初出場が5校入った。乙訓は完投能力のある富山、川畑の左右の二枚看板。おかやま山陽の打線は上位から下位まで振りが鋭く、打ち崩せるか。春初出場の松山聖陵は角度のある直球を投げる右腕・土居が要。林、金城の両左腕を擁する近江も投手力は定評がある。

     春夏通じて初の富島は主将の2番・中川が勝負強い。最速146キロ右腕の奥川に加えて昨秋はけがをしていた右腕・竹谷も復帰し、投手層の厚い星稜がどう封じるか。

     由利工の佐藤亜は直球に緩急をつける技巧派右腕。強力打線の日大三相手にどのような投球を見せるか。

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