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頂点めざして

智弁和歌山 センバツ、あす開幕 ジョックロック、選手を鼓舞 吹奏楽部ら最終調整 /和歌山

「ジョックロック」など応援ソングの練習をする智弁和歌山の吹奏楽部員たち=和歌山市冬野で、木原真希撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

     第90回記念選抜高校野球大会に出場する智弁和歌山のスタンド応援でおなじみの応援歌「ジョックロック」。アップテンポの曲調でチームを勢いづけ、ビッグイニングにつながるとしてファンの間では「魔曲」として知られる。開幕を23日に控え、吹奏楽部や応援団も定番ソングで選手をもり立てたいと、最終調整に励んでいる。【木原真希】

     「大勢の全校生徒の声援を生かし、リズムの良いテンポになるように意識した」

     同校の吹奏楽部顧問として2000年にジョックロックを作曲した吉本英治教頭(63)は創作のポイントを明かす。1985年センバツでチームが春夏通じて初の甲子園出場を果たしたのを機に、出場の都度、応援歌を作曲してきた。「90年代ごろから甲子園常連校になり、毎年作曲するのが大変だった」と強豪校ならではの苦労を明かす。

     2000年夏の和歌山大会を前に、創作のヒントになったのが、作曲ソフトに入っていたデモ曲だった。「生徒のコールを入れやすいメロディーだ」と直感し、トランペットやクラリネットなどを取り入れてアップテンポに仕上げた。この年の夏の甲子園で演奏されると、チームは2回目の夏制覇を遂げ、快進撃を演出したジョックロックにも注目が集まった。

     「高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究」の著者、梅津有希子さん(42)は「曲始めの低音と、声援と演奏の一体感が相手に威圧感を与えている。智弁のジョックロックは風格があり『誇り』が音にのっているように聞こえる」と話す。

     吹奏楽部副部長で新2年の小坂音葉(おとは)さん(16)は「ジョックロックが流れると『選手が何かやってくれそう』と生徒の声が自然と大きくなり、演奏にも気持ちが入る」と明かす。

     ジョックロックは今では野球応援の定番曲として全国の学校に広まっている。吉本教頭は「選手が打ってくれたからこそ、ジョックロックが全国的に注目されるようになった。今年もジョックロックとともに伝説を残してほしい」と選手にエールを送った。

    毎日新聞のアカウント

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