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第90回選抜高校野球

個性生かし「三本の矢」 国学院栃木・継投3投手、大エースへ競い合い

「大エース」の座をかけ争う水沢龍太朗投手(左)、渡辺匠投手(中央)、宮海土投手=大阪府堺市で2018年3月20日、李舜撮影

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

     23日の第2試合に登場する国学院栃木(栃木)は、先発、中継ぎ、抑えの3人が、それぞれ個性を生かした継投で昨秋の関東大会を勝ち上がった。3人を「三本の矢」と名付けた柄目(つかのめ)直人監督(35)は「互いに刺激し合い、どの投手も完投できる力をつけてきた」。3人は「春の甲子園で経験を積み、先発完投できる“一本の矢”になる」と誓っている。

     3人の継投は、それぞれが絶対的な力を持っていなかったことによる「苦肉の策」だった。先発は真面目で準備に余念のない右腕の水沢龍太朗投手(3年)、中継ぎは器用で状況に応じて投球できる左腕の渡辺匠投手(同)、抑えは一本気な性格で度胸のある左腕の宮(みや)海土(かいと)投手(同)を起用。異なる性格、投球スタイルを組み合わせた継投は、結果的に昨秋の公式戦のチーム防御率1・50という好成績につながった。

     ただ、3人は、甲子園で先発完投した歴代エースたちへの憧れを捨てていない。水沢投手は「2人に負けたくないという気持ちが練習に打ち込む原動力」と話す。渡辺投手が「宮のような直球を投げられるようになりたい」と言えば、宮投手は「自分は直球を磨く。ブルペンで一緒の時は『自分の方がいい球だ』と力が入る」と言う。

     コーチ陣も「『三本の矢』は一本一本が弱くて折れてしまうという意味。このままでいいのか」と奮起を促してきた。柄目監督は「3人それぞれがエースと呼べる存在になってきた。あとは誰が『大エース』になるかだけ」と期待を込める。「大エース」の座をかけた真剣勝負が、春の甲子園を沸かせることになりそうだ。【李舜】

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