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選抜高校野球

練習内容改革、監督に直談判 膳所・平井

練習メニューについて今井竜大(右)、宮武俊作(左)の両選手と話す膳所の平井崇博選手=滋賀県大津市の同校で2018年3月22日午後4時24分、森野俊撮影

 「去年と同じ練習なら、甲子園の1勝はないです」。24日のセンバツ第3試合に登場する膳所(滋賀)の平井崇博内野手(3年)は昨秋、練習メニューの刷新を上品充朗(うえしな・みつお)監督(48)に直談判、チーム始まって以来の出来事だったが「責任は自分たちが負う」と言って承諾された。120年の歴史で甲子園には春夏合わせて過去5回出場し、勝ち星のない膳所。覚悟の改革を経て日本航空石川戦に臨む。

 「ティーバッティング45分」「実戦形式の走塁練習30分」。考えに考え抜いた練習内容の案をびっしり書き込んだ1枚のルーズリーフを手に、平井選手が上品監督を訪ねたのは昨年11月。秋の滋賀県大会で8強入りした膳所は、21世紀枠の推薦校に選ばれる可能性が出ており、平井選手が選手ミーティングで「甲子園に出るなら絶対負けたくない」と練習内容の変更を提案。賛成の声が次々と上がり、仲間と数日かけて案を練り上げた。

 選手たちには、例年通りの長距離走や筋トレなどの基礎練習だけでは、実戦トレーニングを重ねる強豪校との差は縮められないという危機感があった。ただ、選手が監督に練習メニューの変更を要求するのは、1898年の創部以来前例がなかった。平井選手は「怒られると思ったが、後悔するよりいいと覚悟した」と振り返る。

 震える手でルーズリーフを手渡した平井選手に、上品監督がかけた言葉は「よし、やってみるか」。チームはさっそく守備練習を増やしたり、ベースを使ったランニングを試したりと試行錯誤を始めた。石川唯斗主将(3年)は「モチベーションが上がったし、前よりも一つ一つの練習の意味を考えるようになった」と話す。

 センバツ出場が決まった直後は1勝できるか不安だった選手たちはいま、自信に満ちた表情で勝利への思いを口にする。平井選手は「僕らが新しい歴史をつくる。まず1勝をする」と意気込んでいる。【森野俊】

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