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’18センバツ・高きを仰ぐ

静高快勝3回戦へ 春投手、駒苫を完封 /静岡

初戦を突破し、校歌を歌う静岡の選手たち=阪神甲子園球場で、森園道子撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

     第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場している静岡は24日、初戦で駒大苫小牧(北海道)と対戦した。先発の春翔一朗投手(3年)が完封。7-0で快勝し3回戦に駒を進めた。次戦は、大会7日目の第3試合(29日午後2時の予定)で、聖光学院(福島)と東海大相模(神奈川)の勝者と8強入りをかけて対戦する。【大谷和佳子、富美月】

    【駒大苫小牧-静岡】二回裏静岡無死、木下が右前打を放つ

     ▽2回戦

    駒大苫小牧

      000000000=0

      00303100×=7

    静岡

     快晴の甲子園球場に詰めかけた約3万人の観客の下、静高の選手たちが躍動した。一塁側アルプススタンドは、24日朝にバス17台で静岡から駆け付けた静高生や保護者、卒業生らで埋め尽くされた。スクールカラーのえんじ色のジャンパーなどを身にまとい、得点する度にチームを盛り上げた。

     後攻めの静高は一回表、先発した春投手が立ち上がりの制球に苦しんだ。二つの死球で走者を背負ったものの、併殺に打ち取って後続を断ち、その後は安定した投球を見せた。「このまま油断せずに頑張ってほしい」。黒岩陽介捕手(3年)の父裕司さん(50)は健闘を祈った。

     三回裏の攻撃。2死ながら一、二塁の好機を迎える。斎藤来音(らいね)右翼手(2年)が左翼方向に適時三塁打を放つと、スタンドでは大きな歓声が沸いた。

     斎藤右翼手の父和久さん(46)は試合前日の23日、「できることをやれ」と声を掛けたという。息子の先制打に「よく打ってくれた」と言い、笑顔を見せた。スタンドから応援した小岩和音(あのん)選手(2年)は「よし」と声を上げた。「攻撃力に重きを置いているので、満足せずもっと打って突き放してほしい」

     五回裏の攻撃では、斎藤右翼手が2打席連続の適時三塁打を放つなど、3点を奪って6点差に。「良いタイミングで長打を打ってくれた」。静高OBの柴田尚さん(71)は後輩の活躍に目を細めた。

     さらに1点を追加して迎えた九回表の守備。加茂翔太二塁手(3年)が最後の打者のフライを捕球して試合が終了すると、スタンドの静高生らは惜しみない拍手を送り健闘をたたえた。

    磐田から駆け付け

     ○…木下将吾中堅手(3年)が中学時代に所属していた野球チーム「磐田ボーイズ」の選手ら約40人が、スタンドから声援を送った=写真・富美月撮影。4月に静高に進学する相羽寛太(あいば・かんた)さん(15)と関宮楓馬(ふうま)さん(15)も、木下中堅手が安打を放つと「よーし!」「いいぞ」と声を上げた。相羽さんは「諦めない静高野球が好きで進学のため勉強も頑張った」。捕手の関宮さんは、走攻守そろった静高野球に憧れている。「高校でも捕手を続けて、自分も甲子園でプレーしたい」


     ■熱球譜

    次戦も丁寧な守備で 静高3年・村松開人遊撃手

    村松開人遊撃手

     「(自分のところに打球が)来い、来いと念じていた」。遊撃手として堅実な守備で春翔一朗投手(3年)の完封を支えた。

     一回表の守りだった。春投手が立ち上がりにつまずき、二つの死球で走者を背負った。1死一、二塁。内野手がマウンドに駆け寄ると「全員で一つずつアウトを取ろう」と確認した。「春は打たせて取る投手。俺たちがしっかり守るぞ」。続く打者を落ち着いて併殺に仕留め、チームのリズムを整えるプレーを見せた。

     2回戦で姿を消した昨年のセンバツ。逆転を許すきっかけとなるエラーをし、この1年の課題を「守備」と決めて練習に取り組んだ。ノックでは定位置から2メートル下がって自分に負担をかけるようにして、1歩目を踏み出す速さやボールとの距離感を磨いた。

     努力が実り「昨年の経験があったから、気を抜かずに結果につながった」と振り返る。「丁寧な守備で次も戦いたい」。次の戦いに向け決意を新たにした。【大谷和佳子】

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    4月3日の試合

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