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選抜高校野球

データ野球超す強力打線 航空石川10得点

【膳所-日本航空石川】四回裏日本航空石川1死一塁、上田が左越え適時二塁打を放つ=阪神甲子園球場で2018年3月24日、平川義之撮影

○日本航空石川(石川)10-0膳所(滋賀)●

 データに基づいた膳所の極端な守備シフトに、日本航空石川の選手らは驚いた。4番・上田の打席では、遊撃手が二塁ベース後ろを守り、三塁手が三遊間に。左翼手は中堅近くまで寄って守っていた。一回、本来なら中前に抜けそうな当たりが遊撃手の正面を突いた。「うわー。そこに人(が)いるか」。ゴロに終わり、上田はうなった。

 データ分析専門の部員を置く膳所。相手の各打者の打球方向を予測し、打者ごとに内外野の守備位置を変えるデータ野球の術中に、航空石川打線ははまりかけていた。「強い打球で相手の(データ通りの)正面を突いたのであれば仕方ない」。中村監督は割り切るしかなかった。

 四回1死一塁からの上田の打席でも、極端なシフトは同じだった。それでも、初球の変化球を迷わず振り抜いた。打球は左中間深くへ。膳所の左翼・星田は予測通り、ほぼ落下地点にいた。ただ、予測できなかったのは、その打球のスピードだった。「今まで見たことないぐらい速い打球で対応できなかった」。今度は星田が驚く番だった。

 打球は星田の頭上を越え、適時二塁打となった。先制点を呼び込んだ上田は「強い打球で野手の頭を越えれば、データのシフトは関係ない」と確信したという。六回は原田、上田の長短打などで再び2点。完全に主導権を握った。

 今年の日本航空石川は打力に自信を持ち、バント策をほぼとらない攻撃型のチーム。「いい位置に守れたけど、振りが鋭かった」と膳所の上品監督も脱帽するしかなかった。大会屈指の強力打線が膳所の頭脳を打ち砕いた。【浅妻博之】

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