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センバツ90 一発勝負の緊張感 プロゴルファー 北村晃一さん(33)

プロゴルファーの北村晃一さん=福岡県小竹町のミッションバレーゴルフクラブで、加藤佑輔撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

     高校球児だった父の影響を受け、小学1年で野球を始めました。中学3年で主将も務め、「野球がうまい」と言われていたので、自分の技術には自信を持っていました。「将来はプロ野球選手になりたい」とも思っていました。そうした自信が砕かれたのは、高校に入ってからでしたね。

     野球部に入り、打撃練習をする先輩を見て、恵まれた体格でしか出せない圧倒的なパワーがあると、思い知らされました。運動神経には自信があったし、体は鍛えていましたが、先輩たちに比べれば明らかにパワー不足。プロの道は険しいと思いましたが、メンバー入りすることは諦めたくありませんでした。

     練習の厳しさは想像を絶するもので走り込み、ウエートトレーニングなどで毎日が全身筋肉痛。1年夏までに、十数人が音を上げ退部していきました。私は練習に耐え、1年秋にメンバー入り。目立った活躍こそできませんでしたが、2年春と3年夏には甲子園にも控えで出場しました。

     甲子園を目指していた父もすごく喜びました。当時は自分のためだけに野球をしていましたが、今思えば親孝行をしたと思います。

     大学でゴルフと出合い、プロを目指すことになります。他競技ながら、野球の経験は生きました。どんな厳しい練習も、野球で培った体力、精神力があったおかげで耐え抜くことができたのです。

     観客の立場としての高校野球の魅力は、選手の技術が発展途上なので、試合でドラマが起きやすいこと。ミスをきっかけに思いがけない逆転劇が起きることがあります。負けたら終わりという点も、トータルの勝率を争うプロ野球にはない緊張感を生んでいます。今年はどんなドラマが生まれるか楽しみです。

     センバツに出る学校なら、とても厳しい練習に耐えてきただろうと思います。試合中、たとえ苦しい展開になったとしても、これまでの厳しい練習を思い出し、勝利へ向かってプレーを続けてほしいと思います。【聞き手・加藤佑輔】=随時掲載


     ■人物略歴

    きたむら・こういち

     川崎市出身。桐光学園(神奈川)で甲子園に2回出場した。中央大で弁護士を目指したが、4年の時に本格的にゴルフを始め2009年にプロテストに合格。父はバラエティー番組で活躍する北村晴男弁護士。

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