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選抜高校野球

星稜の右腕・奥川が「逆転の星稜」演出

星稜の2番手、奥川=阪神甲子園球場で2018年3月29日、長谷川直亮撮影

 ○星稜(石川)11-2富島(宮崎)●

     星稜の2年生右腕・奥川がピンチを救った。三回、1点を勝ち越されて1死一塁の場面でマウンドへ。「直球を投げて打者の反応(振り遅れ)を見たら行ける」。4番・井本、続く中村をいずれも外角高めの直球で連続空振り三振に仕留めた。

     井本が「高めを見極めようとしたが球が伸びてきた」と振り返れば、バットを指1、2本分短く持った中村は「内外角の厳しいところを攻められた」。背番号11の直球が試合の流れを引き寄せ、その裏の大量得点を呼び込んだ。

     最速146キロを誇る奥川は昨秋、石川大会準々決勝以降の公式戦7試合全てに先発したが、北信越大会決勝で日本航空石川に0-10で大敗。「(打者に)スピード以上のものを感じさせることができなかった」と、球速だけでは通用しないと実感した。冬場は球の回転数アップを目指し、リリースポイントを前に置くことを意識した。文房具のクリップを指先で動かして、球が指先にかかる感触を養った。

     石川・宇ノ気中3年生の時、山瀬とバッテリーを組んで全国中学校軟式大会優勝。現時点では林監督の評価は先発した3年生・竹谷の方が高く、エースナンバー「1」も譲った。ただし、この日の「逆転の星稜」を演出したのは、紛れもなく奥川。直球がシュート回転して「調子は良くなかった」というが、本領を発揮すれば星稜にとって大きな武器になる。【佐野優】

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