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選抜高校野球

他流で強く大きく スキーや相撲経験を糧に

大阪桐蔭の根尾昂選手=阪神甲子園球場で、渡部直樹撮影

 センバツ出場チームには、他競技の経験を生かす選手がいる。ベスト4進出のナインの中では、大阪桐蔭の根尾昂(あきら)選手(3年)がスキーで体幹を鍛え、東海大相模(神奈川)の渡辺健士郎選手(同)は、打撃を支える強じんな足腰を相撲で培った。出場校には雪上サッカーなど、野球以外の種目を練習メニューに取り入れる学校もある。【加藤佑輔、中村紬葵、的野暁】

     岐阜県飛騨市出身の根尾選手は、両親の影響で3歳からスキーを始めた。滑走時に体勢を安定させるため、中学時代には腹筋や背筋のトレーニングで体幹を鍛え、回転競技で全国優勝した。野球は小学2年で始め、スキー日本一になった後は野球一筋。身につけた体幹の強さは野球にも生きる。「捕球の際、体勢が崩れそうになる場面でも立て直しができるようになった」

     主軸打者ながら、今大会も内野手と投手を兼任。準々決勝の花巻東(岩手)戦は遊撃手として活躍し、明秀日立(茨城)との3回戦では1失点で完投した。「どれもやりがいがあり楽しい。任せられた役目をしっかり果たしたい」と話す。

    日本航空石川戦に出場した東海大相模の渡辺健士郎選手=阪神甲子園球場で、森園道子撮影

     東海大相模で一塁を守る渡辺選手は、小学生時代、野球と相撲の二足のわらじを履いた。相撲は団体戦で全国制覇も経験。張り手からがぶり寄りするスタイルを得意とした。

     中学時代からは野球一筋になったが、四股を踏むトレーニングで鍛えた下半身は、長打を生む原動力に。今大会も、静岡との3回戦で先制の2点本塁打を放つなど活躍。「相撲をやっていてよかった」と喜ぶ。182センチ、84キロの体格。中学生時代は一時今よりも24キロ重かったが、トレーニングでシャープな体に絞った。大食漢で、牛丼特盛り3杯をたいらげられるが「今は減量中です」と笑う。

     36年ぶりに出場した日大山形の荒木準也監督(46)はサッカー、バレーボールなどを取り入れる。足腰強化のほか、他競技のプレーも参考にして選手の性格を見極める。冬季は雪上サッカー。遊び感覚で息を抜くことは密度の濃い練習にもつながるという。自分自身、小学2年から剣道、4年から野球を、5年でバスケットボールも始めた。「バスケで瞬発力が鍛えられ、剣道は野球の『間』を読む場面で生きる」と、他競技の技術が応用できるメリットを語った。

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