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選抜高校野球

けがに負けず 大阪桐蔭・藤原選手

決勝での活躍を誓う大阪桐蔭の藤原恭大選手=阪神甲子園球場で、猪飼健史撮影

 センバツ第12日の4日の決勝は、智弁和歌山-大阪桐蔭の近畿勢対決となった。公式戦ではたびたび激突するライバルも、センバツでは初の対決とあって甲子園球場には試合前から大観衆が詰めかけ、熱気に包まれた。【日向梓、今野悠貴、三瓶杜萌】

     大阪桐蔭の藤原恭大(きょうた)選手(3年)は昨年10月、練習中に右膝を負傷した。5カ月間、走塁練習などから離脱したが、「今できることを」との母の言葉を胸にフォームを改善し打撃力を強化した。今大会は準決勝でサヨナラ打を放つなど、公式戦で初めて任せられた4番の役目を果たした。

     50メートル5秒7の俊足を生かし、1年夏から外野手で活躍。昨春の履正社(大阪)とのセンバツ決勝は本塁打2本を放ちチームを春2回目の頂点へ導いた。

     しかし昨年10月、練習中のスライディングで右膝を痛めた。焦りから、「全力で走れます」と強がったが、西谷浩一監督(48)に制止された。治療に専念。母道子さん(41)が病院まで車で送迎してくれた。開幕直前まで足を使った練習から外れたが、道子さんは「焦らないで。今できることをよく考えて」と励ましてくれた。

     「足が難しければ打撃を強化しよう」。膝に体重を乗せた打撃フォームを、脚を開いて「股関節に乗せるイメージ」に改善。痛みは和らぎ、長打力が上がった。膝は回復途上だが、準決勝の三重戦は延長十二回裏2死一塁、左中間に二塁打を放って試合を決めた。

     開幕後、「悔いなくフルスイングします」と宿舎で母に手紙を書いた。文面を見て喜んだ母のため、雄姿を見せる。【加藤佑輔】

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