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選抜高校野球

元プロ直伝データ 智弁和歌山・中谷コーチ

試合前、ノックをする智弁和歌山の中谷コーチ=阪神甲子園球場で2018年4月3日、山崎一輝撮影

 3日のセンバツ準決勝で東海大相模(神奈川)に競り勝ち、18年ぶりの決勝に進出した智弁和歌山。今大会数多くあった接戦を制することができたのは、昨春から指導する中谷仁コーチ(38)の存在が大きかった。高嶋仁監督(71)の下、1997年夏の甲子園で優勝した時の主将で、元プロとしてデータに基づく指導を徹底、師匠が今も率いるチームに変革をもたらした。「母校を強くするのが使命。優勝したい」と誓った。

     地元・和歌山市出身。プロ野球では阪神、楽天、巨人で捕手としてプレーした。2011年の夏以来、甲子園で初戦を突破できなくなった高嶋監督から「何とかしてほしい」とコーチを打診された。

     主にバッテリーを指導する。「この球ならプロでも三振を取れる」とほめたり、「考え方が甘いんちゃうか」などと大声でしかったりして精神面を鍛えあげた。一方で、最も重視したのは対戦相手のデータを収集、活用することだった。

     「高嶋先生の指導は、150キロを投げる投手がいたら160キロを打てるように練習することだが、それだけでは勝てない」。相手投手の癖などのチェックをより徹底し、選手たちに伝えてきた。文元洸成主将(3年)は「対戦前の準備に対する意識が180度変わった」と振り返る。昨夏の甲子園は1回戦を突破できた。

     今大会は、3回戦の後から、控えの投手や捕手も加わり全打席の録画映像を確認するようにした。初球は何か、打者の反応はどうか--。データを集め、準決勝では相手打線がヒットエンドランを仕掛けるのを読み、一走をアウトに。控え捕手の目代(めだい)康悟選手(3年)は「1人で野球はできない。皆のために調べ上げた」。延長十回に勝ち越しの犠飛を打った冨田泰生選手(3年)は「データがあったから。控え選手のためにも決勝は勝つ」と話した。

     中谷コーチは「控え選手が調べたデータがあるから活躍できることをレギュラーは肝に銘じてほしかった。この仕組みを伝統にしたい」。智弁野球の新章が始まろうとしている。【木原真希、今野悠貴】

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